東京五輪で英国の陸上選手がドーピングの嫌疑をかけられた問題で、チームメートが沈黙を破って心境を吐露した
陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した英国チームだったが、1走を務めたチジンドゥ・ウジャ(27)のドーピング検査の検体から、禁止薬物が検出されたことが発覚。ウジャは暫定資格停止処分に科され、世界中に衝撃を与えた。
これを受けて、陸上男子100メートルと400メートルリレーで金メダルを獲得したラモントマルチェル・ヤコブス(イタリア)もコメントするなどの事態となったが、ここにきてリレーメンバーの一人が口を開いた。
ウジャからバトンを受けた2走を務めたザーネル・ヒューズは自身のツイッターに「自分の手に負えない状況のため、オリンピック以来投稿しなかった。私は(ドーピングに)関与していないが影響を受ける可能性がある」と投稿。その上で重要なこととして「何よりもスポーツがクリーンであること。当局はスポーツを守るために存在しており、これはすべてのアスリートが公正な競争をするために必要なこと。また注目を集める選手が偏見なしに公正な審理を受けられるようにしなければならない」と強調した。
調査の結果次第でメダル剥奪の危機に直面しているだけにやはり黙っていられなかったようだ。