陸上・日本学生対校選手権最終日(22日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)男子200メートル決勝は今夏のパリ五輪代表の鵜沢飛羽(筑波大)が追い風0.6メートルの下、20秒64で2年ぶり2度目の優勝を飾った。今季最終戦となった大学生活最後のインカレを勝利で締めくくり、「4年間終わっちゃったなと感じて、いろんな感情がこみ上げてきた。いい4年間でした」と感慨深げに語った。筑波大での4年間では2022年の日本インカレ男子400メートルリレー優勝が印象に残っているといい、「(インカレには)いろんな人にチームで応援してもらえて、インカレでしか得られない栄養がある」と鵜沢。
けがに苦しんだ時期もあったが、昨年7月のアジア選手権で初の日本代表を経験し、翌月には世界選手権(ブダペスト)に出場(準決勝敗退)。今年8月にはパリ五輪にも出場し、準決勝まで進んだ。200メートルが主戦場だが、今大会は100、200メートルと400メートルリレーの3種目に出場。今後は100メートルのレースにも積極的に挑戦していく予定だといい「世界の選手は100メートルも200メートルもリレーも出てという選手が多いので、自分もそういう中でやっていけないと世界で戦えないので。今日は勝ったが肝に銘じて、もうちょっと頑張りたい」と意気込んだ。