2025年9月に東京で開催される陸上の世界選手権のマラソンと競歩のコースが14日、都内のイベントで発表された。ともに主会場の国立競技場発着。競歩は明治神宮外苑のイチョウ並木などを巡る周回コースを活用。パリ五輪女子20キロ代表の藤井菜々子(エディオン)は「人生初の競技場発着でのコース」と語った。
2022年世界選手権の女子20キロ競歩で6位に入った実績を持つ藤井は「東京世界陸上では過去最高の順位と、メダル獲得も目指しながら、しっかり準備していく」と気合十分に話した。
世界陸上財団によると、メインスタジアム発着のコースは5大会ぶり。藤井は「いろんな人に競歩を見てもらえるチャンス」と歓迎した。周回に入る前には坂があり「世界的にも珍しい。パリ五輪も上り下りがあり、出た選手には強みになる」とうなずいた。