パリ五輪第16日・陸上(日本時間11日、フランス競技場)女子やり投げで北口榛花(26)=JAL=が65メートル80で優勝し、マラソン以外の陸上女子種目で日本勢初の金メダルを獲得した。昨年の世界選手権との2冠。陸上では2004年アテネ五輪の男子ハンマー投げの室伏広治、女子マラソンの野口みずき以来5大会ぶりの「金」となった。
北海道出身。初出場の21年東京五輪は日本勢57年ぶりの決勝に進出したが、けがの影響で12位。チェコを拠点に実力を伸ばし、世界に飛躍した。
◆北口榛花 「うれしいじゃ足りない、言葉にできないくらいの気持ち。すごい選手ばかりなので、重圧を与えられるように1投目から絶対にいきたいと臨んで、有言実行できた。夢の中では㍍投げられていたので悔しい部分もあるけど、また頑張って現実にできるようにしたい」(共同)
■北口 榛花(きたぐち・はるか、JAL=陸上女子やり投げ)15年の世界ユース選手権優勝。21年東京五輪は同種目で57年ぶりに決勝に進み12位。世界選手権は22年に3位に入り、23年にマラソン以外では日本女子初の金メダル。23年は日本記録を67メートル38に伸ばした。北海道・旭川東高、日大出。179センチ。26歳。北海道出身。(共同)