パリ五輪の陸上女子走り幅跳び代表の秦澄美鈴(住友電工)が27日、羽田空港で出国前に取材に応じ、「シーズンの始めに比べると調子も上がってきたので楽しみ」と初の五輪へ胸を躍らせた。
昨年7月のアジア選手権で6メートル97の日本記録を樹立。同8月世界選手権(ブダペスト)は1、2回目のファウルが響いて予選落ちしたが「助走の再現性を高めることを意識してきた」とこの1年で課題を克服してきた。「まずは決勝に進出して、決勝の舞台で自己ベストを狙っていけるように頑張りたい」と秦。今度こそ大舞台で日本記録保持者の意地を発揮する。