陸上のパリ五輪代表が25日、パリの北西に位置する事前合宿地セルジーで練習を公開し、三段跳びの女子で日本勢初の出場となる森本麻里子(オリコ)は「歴史的な日を迎えることができる。たくさんの人に支えられて感謝の気持ちでいっぱい。まず決勝に残って、結果で恩返しする」と決意を示した。
男子は1928年アムステルダム大会で織田幹雄が陸上で初めて日本に金メダルをもたらし、32年、36年も日本勢が制した種目。女子は苦戦が続いていたが「日々の積み重ねがこの舞台へとつながった。芸術的な種目だと思うので魅力を伝えられたら」と意気込んだ。
男子400メートル障害の豊田兼(慶大)は日本選手権で痛めた左太もも裏にテーピングを施した状態で軽めに調整。「万全とは言い切れないが、一つの試練だと思い、残りの2週間でやれることをやって挑む」と語った。(共同)