陸上男子110メートル障害パリ五輪代表で13秒04の日本記録を持つ村竹ラシッド(JAL)が18日、拠点とする千葉県印西市の母校順大で練習を公開した。日本勢初の決勝進出とメダル獲得を目標に掲げ「順調に来られている。緊張より楽しみの方が大きい。12秒台を出せる手応えはつかめてきている」と笑顔を見せた。
この日は200メートルや150メートルを走って汗を流した。7日にはパリで最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグに出場。両ふくらはぎをつって決勝は棄権したが、予選は全体トップの13秒15を出して自信を深めた。競技場こそ違うものの、一足先に五輪ムードが高まる現地で過ごした22歳のハードラーは「けがをせず、最高のレベルに持っていければ」と本番を見据えた。