イケメンゴリラの絵本出版 絶滅危惧種知るきっかけに
更新 sty1608030004名古屋市千種区の東山動植物園でイケメンと人気のニシローランドゴリラ、シャバーニが絵本の主人公になった。作者の岡田新吾さん(52)は「親子で楽しみながら、動物を理解して好きになってほしい」と話す。ニシローランドゴリラは絶滅危惧種に指定されており、絶滅の危機にある動物を広く知ってもらうのが狙いだ。
絵本の題名は「シャバーニだいすき」。シャバーニが男の子と双子の女の子を家に招き、一緒に遊ぶ話だ。絵を担当したイラストレーターの宮崎一人さん(45)が、イケメンゴリラを表情豊かに描いている。
出版元の三恵社は「絶滅動物園プロジェクト」としてニシローランドゴリラをはじめ、日本で1頭しかいないソマリノロバなど、同園にいる絶滅危惧種の写真集を4月に出している。絵本はプロジェクトの一環。
定価1512円。問い合わせは三恵社、電話052(915)5211。