世界陸連(WA)は1日、コー会長が6月28日にキーウでゼレンスキー大統領と会談したと発表した。WAによると、コー氏は、ロシアによる侵攻で500以上のスポーツ関連施設が被害を受けたことや、400人以上の選手が死亡したことを非難。施設の再建に向け、ウクライナ政府と協力し、国際機関や各国政府に財政的な支援を呼びかける姿勢を示した。
パリ五輪の陸上にゼレンスキー氏を個人的に招待する考えも表明した。
国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手について個人の中立選手としての五輪参加を容認する一方、陸上は国際大会からの除外を継続している。ゼレンスキー氏は「強力な手段と決断に感謝している」と話したという。(共同)