第101回箱根駅伝予選会が行われ、東農大は10位の順大と1秒差の11時間1分26秒で11位となり、2大会連続の本戦出場はならなかった。
明暗を分けたのはわずか「1秒」だった。10位通過が順大とアナウンスされ、安堵する順大の選手たちと対照的に東農大の選手たちは目に涙を浮かべ、静かに結果を受け入れた。
昨年の日本人トップの大エース・前田和摩(2年)は肺気胸から本調子ではなく、エントリー外。苦戦が予想されたレースでも臆せずに挑んだ。10km通過の速報では通過ラインに名前は挙がらなかったが、15km、17.4kmとじわじわと順位を上げた。
最上位は46位と伸び悩んだが、中間層が大崩れせずにフィニッシュ。チーム内3番手の97位だった副主将の原田洋輔(3年)は「タイムの稼ぎ役としてまったく役目を果たせませんでした。前田頼みのチームと言われ続けてきて、みんなも重くは受け止めていました。この1秒を1年間重く受け止めたいです」と懸命に前を向く。
前田も「走れなければ、僕がいる意味がなくなります。本当にみんなに申し訳ないです」と肩を落とした。しかし、上位10人のうち、6人が3年生以下。原田は「この悔しさを必ず晴らして、箱根駅伝で粘り強く戦えるチームを作っていきたいです」と誓っていた。
]]>第101回箱根駅伝予選会が行われ、東農大は10位の順大と1秒差の11時間1分26秒で11位となり、2大会連続の本戦出場はならなかった。
明暗を分けたのはわずか「1秒」だった。10位通過が順大とアナウンスされ、安堵する順大の選手たちと対照的に東農大の選手たちは目に涙を浮かべ、静かに結果を受け入れた。
昨年の日本人トップの大エース・前田和摩(2年)は肺気胸から本調子ではなく、エントリー外。苦戦が予想されたレースでも臆せずに挑んだ。10km通過の速報では通過ラインに名前は挙がらなかったが、15km、17.4kmとじわじわと順位を上げた。
最上位は46位と伸び悩んだが、中間層が大崩れせずにフィニッシュ。チーム内3番手の97位だった副主将の原田洋輔(3年)は「タイムの稼ぎ役としてまったく役目を果たせませんでした。前田頼みのチームと言われ続けてきて、みんなも重くは受け止めていました。この1秒を1年間重く受け止めたいです」と懸命に前を向く。
前田も「走れなければ、僕がいる意味がなくなります。本当にみんなに申し訳ないです」と肩を落とした。しかし、上位10人のうち、6人が3年生以下。原田は「この悔しさを必ず晴らして、箱根駅伝で粘り強く戦えるチームを作っていきたいです」と誓っていた。
]]>第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒で堂々のトップを占めた。
2年連続71回目の出場まであと1秒――。東農大は予選会史上最少差で、惜しくも箱根切符に届かなかった。
前回日本人トップ、5月の日本選手権10000mでU20日本新・日本歴代5位の27分21秒52を出した前田和摩(2年)を、6月の全日本大学駅伝関東選考会に続いてエントリーできない布陣に。それでも、10km以降から徐々に順位を上げ、15kmからは通過ラインの10位を目前に捕らえる。17.4kmでは10位・順大との差はわずか8秒の12位。
だが、その差が最後まで埋まらなかった。チームトップは栗本航希(2年)の46位。100位以内は3人にとどまり、10番手は211位でのフィニッシュに。総合11時間1分26秒で11位となり、連続出場は果たせなかった。
第2回大会から箱根駅伝に出場してきた古豪。2015年以降は本戦から遠ざかったが、OBの小指徹氏が2018年秋に監督に就任すると徐々に力をつけ、前回大会の予選会を11位で突破して10年ぶりの箱根路復活を果たした。
小指監督は「厳しい。しかし、前田がいなくてもこの差。来年は必ず予選会トップ通過で戻ってきます」と言葉に力を込めた。
]]>第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒で堂々のトップを占めた。
2年連続71回目の出場まであと1秒――。東農大は予選会史上最少差で、惜しくも箱根切符に届かなかった。
前回日本人トップ、5月の日本選手権10000mでU20日本新・日本歴代5位の27分21秒52を出した前田和摩(2年)を、6月の全日本大学駅伝関東選考会に続いてエントリーできない布陣に。それでも、10km以降から徐々に順位を上げ、15kmからは通過ラインの10位を目前に捕らえる。17.4kmでは10位・順大との差はわずか8秒の12位。
だが、その差が最後まで埋まらなかった。チームトップは栗本航希(2年)の46位。100位以内は3人にとどまり、10番手は211位でのフィニッシュに。総合11時間1分26秒で11位となり、連続出場は果たせなかった。
第2回大会から箱根駅伝に出場してきた古豪。2015年以降は本戦から遠ざかったが、OBの小指徹氏が2018年秋に監督に就任すると徐々に力をつけ、前回大会の予選会を11位で突破して10年ぶりの箱根路復活を果たした。
小指監督は「厳しい。しかし、前田がいなくてもこの差。来年は必ず予選会トップ通過で戻ってきます」と言葉に力を込めた。
]]>同社はこれまで立教大、城西大とも同契約を締結しており、大学駅伝に挑戦する姿勢がブランドミッション「Forever.Faster.(フォーエバー.ファスター.)」を体現するパートナーとして合致。契約合意に至ったという。
同社スポーツマーケティング・シニアディレクターの青山節郎氏は、「大学駅伝界の中でも非常に勢いのある東京農業大学とのパートナーシップを結ぶことができ、大変光栄に思っています。共に同じビジョンを持つ東京農業大学に最高のギアを提供し、互いに良い結果を残すことで、ランニングブランドとしてのオーセンティシティを示してまいります」とコメント。今後はトレーニングや競技向けのチームウエアの提供のほか、選手の声を商品開発に生かし、ランニングカテゴリーの強化を目指していく。
東農大陸上競技部は1919年に創部。箱根駅伝には第2回大会から出場し、今年正月に行われた第100回大会で70回目の出場を果たしている。1970年代中盤に黄金期を迎え、1974年には2区で12人抜きを演じた服部誠、74年から4年連続区間賞に輝く山本吉光らを擁して往路優勝を達成。1977年には過去最高成績となる2位に入っている。
このほか、1991年東京世界選手権マラソン代表の小指徹(現監督)、1500mで日本選手権に2度の優勝実績がある戸田雅稀、今年のパリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)らを輩出した。
昨年の箱根駅伝予選会では当時1年生の前田和摩が日本人トップの快走を見せるなど、10年ぶりに復活。本番は22位となったが、応援団による伝統の「大根踊り」が箱根路を沸かせた。
10月19日の第101回箱根駅伝予選会には、5月の日本選手権10000mでU20日本新・日本歴代5位の27分21秒52を出した前田がエントリーから外れる布陣となったが、2年連続71回目の出場を目指して一丸となって挑む。
]]>同社はこれまで立教大、城西大とも同契約を締結しており、大学駅伝に挑戦する姿勢がブランドミッション「Forever.Faster.(フォーエバー.ファスター.)」を体現するパートナーとして合致。契約合意に至ったという。
同社スポーツマーケティング・シニアディレクターの青山節郎氏は、「大学駅伝界の中でも非常に勢いのある東京農業大学とのパートナーシップを結ぶことができ、大変光栄に思っています。共に同じビジョンを持つ東京農業大学に最高のギアを提供し、互いに良い結果を残すことで、ランニングブランドとしてのオーセンティシティを示してまいります」とコメント。今後はトレーニングや競技向けのチームウエアの提供のほか、選手の声を商品開発に生かし、ランニングカテゴリーの強化を目指していく。
東農大陸上競技部は1919年に創部。箱根駅伝には第2回大会から出場し、今年正月に行われた第100回大会で70回目の出場を果たしている。1970年代中盤に黄金期を迎え、1974年には2区で12人抜きを演じた服部誠、74年から4年連続区間賞に輝く山本吉光らを擁して往路優勝を達成。1977年には過去最高成績となる2位に入っている。
このほか、1991年東京世界選手権マラソン代表の小指徹(現監督)、1500mで日本選手権に2度の優勝実績がある戸田雅稀、今年のパリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)らを輩出した。
昨年の箱根駅伝予選会では当時1年生の前田和摩が日本人トップの快走を見せるなど、10年ぶりに復活。本番は22位となったが、応援団による伝統の「大根踊り」が箱根路を沸かせた。
10月19日の第101回箱根駅伝予選会には、5月の日本選手権10000mでU20日本新・日本歴代5位の27分21秒52を出した前田がエントリーから外れる布陣となったが、2年連続71回目の出場を目指して一丸となって挑む。
]]>全日本大学女子駅伝の出場校は、前回大会のシード校(上位8位)と各地区学連の代表校14チームが10月5日までに決定。これに加えて、今年4月以降に出された5000mのチーム6人の合計タイムで、上位3校に出場権が与えられることになっていた。
記録審査で出場権を獲得したのは京産大、関西外語大、東農大の3校。京産大は4年ぶり28回目の全国大会となり、他の2校は前回に続く連続出場となる。
このほかの出場校では、帝京科学大が関東大学女子駅伝で8位に入り、初の全日本大会出場が決定。前回大会で東北福祉大がシード権を獲得したことから、東北地区代表として仙台大が37年ぶり3回目、そして大会会場が仙台に移ってからは初の出場権を獲得している。
第42回全日本大学女子駅伝は10月27日、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台を発着とする6区間38kmで争われる。
]]>
全日本大学女子駅伝の出場校は、前回大会のシード校(上位8位)と各地区学連の代表校14チームが10月5日までに決定。これに加えて、今年4月以降に出された5000mのチーム6人の合計タイムで、上位3校に出場権が与えられることになっていた。
記録審査で出場権を獲得したのは京産大、関西外語大、東農大の3校。京産大は4年ぶり28回目の全国大会となり、他の2校は前回に続く連続出場となる。
このほかの出場校では、帝京科学大が関東大学女子駅伝で8位に入り、初の全日本大会出場が決定。前回大会で東北福祉大がシード権を獲得したことから、東北地区代表として仙台大が37年ぶり3回目、そして大会会場が仙台に移ってからは初の出場権を獲得している。
第42回全日本大学女子駅伝は10月27日、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台を発着とする6区間38kmで争われる。
]]>
東農大陸上部の男子長距離ブロックがこれまで長く利用してきた青雲寮は、老朽化のため数年前から使用ができず、部員は別の寮で生活を送っていた。
新しく建築される寮は、大学が所有する奥多摩演習林の国産材を活用した木造3階建ての準耐火構造となっており、52人が生活できる。寮の特長として、学生の心身の健康を支える、木を活かした空間とし、木がもつ心理的ストレスの緩和効果や調湿・抗菌作用は空間の快適性を高め、心身の健康に好影響を与えるという。
また、CO2排出量の少ない部材を使用することで、炭素を固定する木造建築で脱炭素化に貢献する試みも行う。
竣工は25年1月で、2月から部員の入居が始まる予定。
東農大は1919年に独立した部として陸上部が創部。21年には第2回箱根駅伝に出場を果たした。箱根駅伝では過去70回を誇り、過去最高は2位。OBにはパリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)がいる。昨年度は10年ぶりに箱根駅伝に復帰。5月の日本選手権10000mでは前田和摩(2年)が日本歴代5位となる27分21秒52で3位に入賞している。
]]>東農大陸上部の男子長距離ブロックがこれまで長く利用してきた青雲寮は、老朽化のため数年前から使用ができず、部員は別の寮で生活を送っていた。
新しく建築される寮は、大学が所有する奥多摩演習林の国産材を活用した木造3階建ての準耐火構造となっており、52人が生活できる。寮の特長として、学生の心身の健康を支える、木を活かした空間とし、木がもつ心理的ストレスの緩和効果や調湿・抗菌作用は空間の快適性を高め、心身の健康に好影響を与えるという。
また、CO2排出量の少ない部材を使用することで、炭素を固定する木造建築で脱炭素化に貢献する試みも行う。
竣工は25年1月で、2月から部員の入居が始まる予定。
東農大は1919年に独立した部として陸上部が創部。21年には第2回箱根駅伝に出場を果たした。箱根駅伝では過去70回を誇り、過去最高は2位。OBにはパリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)がいる。昨年度は10年ぶりに箱根駅伝に復帰。5月の日本選手権10000mでは前田和摩(2年)が日本歴代5位となる27分21秒52で3位に入賞している。
]]>【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●東農大
総合22位(往路20位、復路19位) 11時間09分16秒
監督:小指 徹
1区 高槻芳照(4年) 区間11位
(1)調子が良かったのでチーム状況も踏まえてハイペースに持ち込みたかったが、無駄に動き過ぎたせいで後半がつらくなってしまいました。六郷橋を下って一気にペースが上がったところがきつかったので、六郷橋が来るまで集団の中でじっと我慢するのがポイントでした。チームとしても2区以降伸び悩んでしまって悔しいです。
(2)ずっと4区だと思っていたのですが、1区を走りたかったので勝手に1区の準備をしていたら1区に使っていただきました。
(3)「4年間ありがとう!お疲れさま!」4年間の思い出がぐっと込み上げてきたから。
(4)箱根駅伝連続出場できるように頑張ってください。私たちOBも何かしらの面(主に金銭面)で役に立てるように支援致します。
4区 原田洋輔(2年) 区間19位
(1)寒さと不調がたたって3km8分50秒で通過したのにほぼ全力を出していました。そこからの約18kmは我慢との戦いで、地獄のような時間でした。走り始めて雨が降り、走り終わって止んだので、まるで自分に雨雲がついてきてるようでした。個人目標は区間5位。ハードな練習でも余裕を持ってこなせていたので、現実的に目指せる目標でした。ただ、思っていたよりもずっと応援が多く、親戚や友達もたくさんいたので、改めてすごい舞台に立っていると認識しました。また強くなって戻ってきたいと思えました。走るべき人が走るべき区間で本来の走りができていれば往路入賞も可能だったと思います。それだけに今回の結果は悔しいです。復路に流れをもたらすことができず、総合順位を落ち込ませてしまったので未練ばかり残る箱根駅伝となりました。これも箱根駅伝の難しさなのだと感じました。二ノ宮の坂を下ってすぐの上り坂は4区で1番斜度がある印象で、とてもきつかったです。ただ、コースは熟知していたので動揺することもなく落ち着いて上りのフォームに切り替えました。国府津まではアップダウンがこまめに繰り返されるので前半から体力に余裕がなかったです。アップダウンに適したフォームやリズムを刻むのがうまい人を配置するべきだと思います。
(2)本戦2日前にメンタル的な問題で徹夜しています。
(3)――
(4)必ずシード権を奪取しに帰ってきます。
5区 吉村颯斗(4年) 区間17位
(1)個人的には悔いのない結果です。チーム的にはもう少し上の順位でゴールしたかったです。
(2)普通に帽子を忘れました
(3)声援に声がかき消されていました(笑)
(4)悔いのないように走りまくってください。
6区 植月俊太(1年) 区間22位
(1)個人としては、ブレーキしてしまってチームに迷惑をかけてしまいとても悔しい結果でした。上りが思ったより寒さの影響で動かなくてきつかったです。そこは、自分のペースで推していって下りから上げていけると思います。1年目から箱根を経験できてこれからに生かせると思っているので、そこは良かった点だと思います。チームとしてもシード権獲得を目標にしていたのでそちらも悔しい結果でした。
(2)1月1日から2日にかけて睡眠が2、3時間しか眠れなかった。
(3)「前田が待っているから少しでも前にいけ」前田のために少しでも前で渡したいという気持ちが入りました。
(4)まず今年は、2年生になるので一つひとつの試合を外さないのは最低ラインで、もっと強くなってチームの柱になって同級生の前田とともに東農大を強くしていきたいです。
【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●東農大
総合22位(往路20位、復路19位) 11時間09分16秒
監督:小指 徹
1区 高槻芳照(4年) 区間11位
(1)調子が良かったのでチーム状況も踏まえてハイペースに持ち込みたかったが、無駄に動き過ぎたせいで後半がつらくなってしまいました。六郷橋を下って一気にペースが上がったところがきつかったので、六郷橋が来るまで集団の中でじっと我慢するのがポイントでした。チームとしても2区以降伸び悩んでしまって悔しいです。
(2)ずっと4区だと思っていたのですが、1区を走りたかったので勝手に1区の準備をしていたら1区に使っていただきました。
(3)「4年間ありがとう!お疲れさま!」4年間の思い出がぐっと込み上げてきたから。
(4)箱根駅伝連続出場できるように頑張ってください。私たちOBも何かしらの面(主に金銭面)で役に立てるように支援致します。
4区 原田洋輔(2年) 区間19位
(1)寒さと不調がたたって3km8分50秒で通過したのにほぼ全力を出していました。そこからの約18kmは我慢との戦いで、地獄のような時間でした。走り始めて雨が降り、走り終わって止んだので、まるで自分に雨雲がついてきてるようでした。個人目標は区間5位。ハードな練習でも余裕を持ってこなせていたので、現実的に目指せる目標でした。ただ、思っていたよりもずっと応援が多く、親戚や友達もたくさんいたので、改めてすごい舞台に立っていると認識しました。また強くなって戻ってきたいと思えました。走るべき人が走るべき区間で本来の走りができていれば往路入賞も可能だったと思います。それだけに今回の結果は悔しいです。復路に流れをもたらすことができず、総合順位を落ち込ませてしまったので未練ばかり残る箱根駅伝となりました。これも箱根駅伝の難しさなのだと感じました。二ノ宮の坂を下ってすぐの上り坂は4区で1番斜度がある印象で、とてもきつかったです。ただ、コースは熟知していたので動揺することもなく落ち着いて上りのフォームに切り替えました。国府津まではアップダウンがこまめに繰り返されるので前半から体力に余裕がなかったです。アップダウンに適したフォームやリズムを刻むのがうまい人を配置するべきだと思います。
(2)本戦2日前にメンタル的な問題で徹夜しています。
(3)――
(4)必ずシード権を奪取しに帰ってきます。
5区 吉村颯斗(4年) 区間17位
(1)個人的には悔いのない結果です。チーム的にはもう少し上の順位でゴールしたかったです。
(2)普通に帽子を忘れました
(3)声援に声がかき消されていました(笑)
(4)悔いのないように走りまくってください。
6区 植月俊太(1年) 区間22位
(1)個人としては、ブレーキしてしまってチームに迷惑をかけてしまいとても悔しい結果でした。上りが思ったより寒さの影響で動かなくてきつかったです。そこは、自分のペースで推していって下りから上げていけると思います。1年目から箱根を経験できてこれからに生かせると思っているので、そこは良かった点だと思います。チームとしてもシード権獲得を目標にしていたのでそちらも悔しい結果でした。
(2)1月1日から2日にかけて睡眠が2、3時間しか眠れなかった。
(3)「前田が待っているから少しでも前にいけ」前田のために少しでも前で渡したいという気持ちが入りました。
(4)まず今年は、2年生になるので一つひとつの試合を外さないのは最低ラインで、もっと強くなってチームの柱になって同級生の前田とともに東農大を強くしていきたいです。
10年ぶりの出場となった東農大は、並木寧音(4年)が2区にエントリー。他校のエースたちとしのぎを削る。
一方、予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩(1年)と主将の高槻芳照(4年)がともに補欠に回った。2人が1区、3区に入るとみられ、3本柱で往路の速い流れに乗るつもりだ。
山上りの5区は激坂最速王決定戦で好走した吉村颯斗(4年)が務める。「往路はできるだけ上位で折り返したい」と小指徹監督は語っており、それが実現できればシード権獲得も近づくだろう。
復路は全日本大学駅伝で1区10位と健闘した圓谷吏生(2年)のほか、予選会でチームの本戦出場に貢献した深堀優(2年)あたりがカギを握りそうだ。
全日本にも14年ぶりに出場するなど、鮮やかな復活劇を遂げた古豪。2018年11月就任の小指監督にとってはこれが箱根駅伝初采配となる。3本柱を中心に往路で流れを作れば、常連校とも互角に渡り合えるだろう。
1月2日の往路、3日の復路スタートの1時間10分前(6時50分)にメンバー変更が認められる。往路、復路合わせて当日変更は6人までで、1日最大4人まで変更できる。
]]>10年ぶりの出場となった東農大は、並木寧音(4年)が2区にエントリー。他校のエースたちとしのぎを削る。
一方、予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩(1年)と主将の高槻芳照(4年)がともに補欠に回った。2人が1区、3区に入るとみられ、3本柱で往路の速い流れに乗るつもりだ。
山上りの5区は激坂最速王決定戦で好走した吉村颯斗(4年)が務める。「往路はできるだけ上位で折り返したい」と小指徹監督は語っており、それが実現できればシード権獲得も近づくだろう。
復路は全日本大学駅伝で1区10位と健闘した圓谷吏生(2年)のほか、予選会でチームの本戦出場に貢献した深堀優(2年)あたりがカギを握りそうだ。
全日本にも14年ぶりに出場するなど、鮮やかな復活劇を遂げた古豪。2018年11月就任の小指監督にとってはこれが箱根駅伝初采配となる。3本柱を中心に往路で流れを作れば、常連校とも互角に渡り合えるだろう。
1月2日の往路、3日の復路スタートの1時間10分前(6時50分)にメンバー変更が認められる。往路、復路合わせて当日変更は6人までで、1日最大4人まで変更できる。
]]>「世界に通用するランナーを育成したい」という思いで創設された箱根駅伝が第100回大会を迎える。そんな記念すべき節目にスケールの大きなランナーが登場。東農大の前田和摩(1年)だ。
昨年のインターハイ5000mで日本人トップ(4位)に輝くと、大学で快進撃を続けている。今季出場したレースは4つ。そのすべてでインパクトを残しているのだ。
しかも、前田のキャリアはまだ浅い。小さい頃から箱根駅伝をテレビ観戦していたが、中学時代はサッカー部だった。冬季の駅伝に参加したことで、3年時には「箱根駅伝を走りたい」という気持ちが芽生える。中学駅伝での走りを評価されて兵庫・報徳学園高に進学して、本格的に競技を開始した。
無名だった前田は高2の秋に大ブレイクすることになる。駅伝は兵庫県大会1区(10km)を28分59秒で独走。中学時代から全国大会の上位常連だった同学年の西脇工高・長嶋幸宝(現・旭化成)に14秒差をつけて区間賞を獲得した。近畿大会1区も28分58秒で区間賞を奪っている。
長嶋は2019年の全中3000mで3位、高2のインターハイは1500mで4位に入っている選手。「高校入学時はまさか届くとは思っていなかったのですが、徐々に戦えるようになってきて、強く意識するようになったんです」と振り返る。
3年時は4月の兵庫リレーカーニバル高校5000mで長嶋に競り負けるが、13分56秒65の自己ベスト。インターハイ路線の5000mは兵庫県大会と近畿大会で長嶋に惜敗するも、全国の舞台でリベンジを果たす。ケニア人留学生に食らいつき、13分58秒01で4位。長嶋を抑えて、日本人トップに輝いた。
「高校時代もトラックレースはそんなに出ていませんが、その一つひとつが自信になりました。なかでもインターハイの日本人トップはすごくうれしかったですし、高校生活で一番印象に残っています」
しかし、兵庫県高校駅伝1区は自滅する。「長嶋を引き離さないといけない」という思いが空回りし、28分31秒の区間新で駆け抜けた長嶋から1分11秒遅れの区間2位。チームは3位に終わった。
「チームで勝つことを考えれば、1秒でもいいので前で確実にタスキをつなげるべきだった」と今でも後悔している。
]]>「世界に通用するランナーを育成したい」という思いで創設された箱根駅伝が第100回大会を迎える。そんな記念すべき節目にスケールの大きなランナーが登場。東農大の前田和摩(1年)だ。
昨年のインターハイ5000mで日本人トップ(4位)に輝くと、大学で快進撃を続けている。今季出場したレースは4つ。そのすべてでインパクトを残しているのだ。
しかも、前田のキャリアはまだ浅い。小さい頃から箱根駅伝をテレビ観戦していたが、中学時代はサッカー部だった。冬季の駅伝に参加したことで、3年時には「箱根駅伝を走りたい」という気持ちが芽生える。中学駅伝での走りを評価されて兵庫・報徳学園高に進学して、本格的に競技を開始した。
無名だった前田は高2の秋に大ブレイクすることになる。駅伝は兵庫県大会1区(10km)を28分59秒で独走。中学時代から全国大会の上位常連だった同学年の西脇工高・長嶋幸宝(現・旭化成)に14秒差をつけて区間賞を獲得した。近畿大会1区も28分58秒で区間賞を奪っている。
長嶋は2019年の全中3000mで3位、高2のインターハイは1500mで4位に入っている選手。「高校入学時はまさか届くとは思っていなかったのですが、徐々に戦えるようになってきて、強く意識するようになったんです」と振り返る。
3年時は4月の兵庫リレーカーニバル高校5000mで長嶋に競り負けるが、13分56秒65の自己ベスト。インターハイ路線の5000mは兵庫県大会と近畿大会で長嶋に惜敗するも、全国の舞台でリベンジを果たす。ケニア人留学生に食らいつき、13分58秒01で4位。長嶋を抑えて、日本人トップに輝いた。
「高校時代もトラックレースはそんなに出ていませんが、その一つひとつが自信になりました。なかでもインターハイの日本人トップはすごくうれしかったですし、高校生活で一番印象に残っています」
しかし、兵庫県高校駅伝1区は自滅する。「長嶋を引き離さないといけない」という思いが空回りし、28分31秒の区間新で駆け抜けた長嶋から1分11秒遅れの区間2位。チームは3位に終わった。
「チームで勝つことを考えれば、1秒でもいいので前で確実にタスキをつなげるべきだった」と今でも後悔している。
]]>「11位、東京農業大学」のアナウンスを聞くと、涙があふれてきた。
10月14日の箱根駅伝予選会を突破し、10年ぶり70回目の出場を決めた東農大に、“新たな一歩”を呼び込んだのが主将の高槻芳照(4年)だ。
箱根予選会は1年時から3年連続のチームトップ。1年時には関東学生連合で8区に出走すると、今季は主将としてチームを引っ張ってきた。高槻が入学して、東農大は明らかに変わり始めたのだ。
そして高槻自身も、東農大と不思議な縁で結ばれていた。
福島・飯野中時代はバスケ部だったが、2年時に赴任してきた事務職員が高槻の走りを見て、「陸上を始めたほうがいいよ」と声をかけてきたという。
その職員は東農大OBで、福島市陸上競技協会の会長を務めていた。通っていた中学に陸上部はなかったが、そこから高槻は長距離レースに出場するようになり、「走るのが楽しくなって、強豪校に行きたいと思うようになったんです」。
中学時代の3000mベストが9分19秒だった高槻は、全国屈指の強豪校である学法石川高に入学。より本格的に競技に取り組むようになる。
次の転機は高校2年時の7月にあった福島県選手権10000m。現在もチームメイトの長谷部慎と高槻が1位(32分00秒62)、2位(32分06秒09)と、暑さの中でも粘り強い走りを見せた2人は、東農大の小指徹監督から勧誘を受けて、東農大の進学を決めた。
「小指さんから『絶対に伸びるぞ』と言われたんです。その後、農大以外から特に勧誘もなかったですし、必要とされたのがうれしくて、力になりたいなと思ったんです」
故障がありながらも、高槻は徐々に力をつけていき、3年時はインターハイを狙える位置にいた。
しかし、福島県大会の3000m障害を予選通過した後、胃腸炎になり、決勝は棄権している。
その後はロードで安定した走りを見せるようになり、全国高校駅伝は4区(区間20位)で出場。同学年の松山和希(東洋大)、2学年下の山口智規(早大)、長谷部らとタスキをつないで5位入賞を果たしている。
高3時の都大路は「雰囲気に飲まれた感じがありましたね」と振り返る。「長距離区間は別メニューで練習したんですけど、松山と渡辺亮太(現・東洋大4)は5000mベストが自分(14分22秒82)より20秒以上も速かったので、合わせるのが大変でした。特に松山とは実力差があったと思います」。
高槻は長谷部とともに東農大に入学。2020年の箱根予選会は総合17位に終わるも、高槻が個人34位、同期の並木寧音が同47位。学内ワン・ツーを飾ったルーキーが確実に成長していくことになる。
高槻は関東学生連合のメンバーに選ばれ、8区(区間12位相当)に出場した。実は往路を走る予定だったが、12月上旬に体調を崩してしまい、復路に回った経緯がある。当時を振り返り、「最初は悔しかったのですが、応援してくれる人が多く、すごく楽しかった思い出があります」と高槻。箱根路を駆け抜け、「自分のチームで走りたい」という気持ちが強くなった。
2年時は11月の日体大長距離競技会10000mで並木が28分20秒49、高槻が28分22秒69。3年時は12月の日体大長距離競技会10000mで高槻が28分11秒99、並木が28分16秒30をマークし、戸田雅稀(現・芝浦工大プレイングコーチ)が持っていた東農大記録(28分28秒27)を2人で幾度も更新した。
「2年時はまぐれと思われたかもしれませんが、3年時でベストを更新できて、自分たちの実力を証明できたと思います」
しかし、箱根予選会の結果は伸び悩む。高槻と並木が3年連続で学内ワン・ツーを果たすも、一昨年は総合18位、昨年は夏に集団でコロナ感染してしまい、同17位だった。
今季は、インターハイ5000m日本人トップの肩書きを持った前田和摩というスーパールーキーが加入。高槻、並木、前田の強力3本柱を形成し、6月の全日本大学駅伝選考会を14年ぶりに突破した。
箱根復帰の気運は高まっていたが、高槻は夏に左足底を痛めて戦線離脱。主将不在の夏合宿でチームの足並みが乱れかけるも、主将は決戦に向けて急ピッチで仕上げてきた。
「体調的には4割くらいだった」という予選会を個人67位(1時間3分36秒)でカバー。日本人トップの快走を見せた前田の快走はあったものの、主将として伝統校を10年ぶりの箱根駅伝出場に導いた。
春先は花の2区を希望していたが、エース区間へのこだわりは消えつつある。
「2区は前田がいますし、並木も狙っている。今は任せられた区間を必死に走りたいと考えています」
自身では1区、3区、4区を考えているようで、「1区はあまり経験がないですけど、任せられたら早めにスパートしていきたい。3区なら結構前のほうでもらうことになると思うので、どんどん逃げたいですね。4区は起伏があるので、自分の得意なコース」と分析。いずれにしても、「思う存分、実力を発揮したい」と意気込む。
10月の予選会で安堵の涙を流した高槻。2024年の正月は笑顔でレースを終えるつもりだ。
たかつき・よしてる/2001年5月18日生まれ。福島県福島市出身。福島・飯野中→学法石川高。5000m13分53秒02、10000m28分11秒99、ハーフ1時間2分19秒
文/酒井政人
]]>「11位、東京農業大学」のアナウンスを聞くと、涙があふれてきた。
10月14日の箱根駅伝予選会を突破し、10年ぶり70回目の出場を決めた東農大に、“新たな一歩”を呼び込んだのが主将の高槻芳照(4年)だ。
箱根予選会は1年時から3年連続のチームトップ。1年時には関東学生連合で8区に出走すると、今季は主将としてチームを引っ張ってきた。高槻が入学して、東農大は明らかに変わり始めたのだ。
そして高槻自身も、東農大と不思議な縁で結ばれていた。
福島・飯野中時代はバスケ部だったが、2年時に赴任してきた事務職員が高槻の走りを見て、「陸上を始めたほうがいいよ」と声をかけてきたという。
その職員は東農大OBで、福島市陸上競技協会の会長を務めていた。通っていた中学に陸上部はなかったが、そこから高槻は長距離レースに出場するようになり、「走るのが楽しくなって、強豪校に行きたいと思うようになったんです」。
中学時代の3000mベストが9分19秒だった高槻は、全国屈指の強豪校である学法石川高に入学。より本格的に競技に取り組むようになる。
次の転機は高校2年時の7月にあった福島県選手権10000m。現在もチームメイトの長谷部慎と高槻が1位(32分00秒62)、2位(32分06秒09)と、暑さの中でも粘り強い走りを見せた2人は、東農大の小指徹監督から勧誘を受けて、東農大の進学を決めた。
「小指さんから『絶対に伸びるぞ』と言われたんです。その後、農大以外から特に勧誘もなかったですし、必要とされたのがうれしくて、力になりたいなと思ったんです」
故障がありながらも、高槻は徐々に力をつけていき、3年時はインターハイを狙える位置にいた。
しかし、福島県大会の3000m障害を予選通過した後、胃腸炎になり、決勝は棄権している。
その後はロードで安定した走りを見せるようになり、全国高校駅伝は4区(区間20位)で出場。同学年の松山和希(東洋大)、2学年下の山口智規(早大)、長谷部らとタスキをつないで5位入賞を果たしている。
高3時の都大路は「雰囲気に飲まれた感じがありましたね」と振り返る。「長距離区間は別メニューで練習したんですけど、松山と渡辺亮太(現・東洋大4)は5000mベストが自分(14分22秒82)より20秒以上も速かったので、合わせるのが大変でした。特に松山とは実力差があったと思います」。
高槻は長谷部とともに東農大に入学。2020年の箱根予選会は総合17位に終わるも、高槻が個人34位、同期の並木寧音が同47位。学内ワン・ツーを飾ったルーキーが確実に成長していくことになる。
高槻は関東学生連合のメンバーに選ばれ、8区(区間12位相当)に出場した。実は往路を走る予定だったが、12月上旬に体調を崩してしまい、復路に回った経緯がある。当時を振り返り、「最初は悔しかったのですが、応援してくれる人が多く、すごく楽しかった思い出があります」と高槻。箱根路を駆け抜け、「自分のチームで走りたい」という気持ちが強くなった。
2年時は11月の日体大長距離競技会10000mで並木が28分20秒49、高槻が28分22秒69。3年時は12月の日体大長距離競技会10000mで高槻が28分11秒99、並木が28分16秒30をマークし、戸田雅稀(現・芝浦工大プレイングコーチ)が持っていた東農大記録(28分28秒27)を2人で幾度も更新した。
「2年時はまぐれと思われたかもしれませんが、3年時でベストを更新できて、自分たちの実力を証明できたと思います」
しかし、箱根予選会の結果は伸び悩む。高槻と並木が3年連続で学内ワン・ツーを果たすも、一昨年は総合18位、昨年は夏に集団でコロナ感染してしまい、同17位だった。
今季は、インターハイ5000m日本人トップの肩書きを持った前田和摩というスーパールーキーが加入。高槻、並木、前田の強力3本柱を形成し、6月の全日本大学駅伝選考会を14年ぶりに突破した。
箱根復帰の気運は高まっていたが、高槻は夏に左足底を痛めて戦線離脱。主将不在の夏合宿でチームの足並みが乱れかけるも、主将は決戦に向けて急ピッチで仕上げてきた。
「体調的には4割くらいだった」という予選会を個人67位(1時間3分36秒)でカバー。日本人トップの快走を見せた前田の快走はあったものの、主将として伝統校を10年ぶりの箱根駅伝出場に導いた。
春先は花の2区を希望していたが、エース区間へのこだわりは消えつつある。
「2区は前田がいますし、並木も狙っている。今は任せられた区間を必死に走りたいと考えています」
自身では1区、3区、4区を考えているようで、「1区はあまり経験がないですけど、任せられたら早めにスパートしていきたい。3区なら結構前のほうでもらうことになると思うので、どんどん逃げたいですね。4区は起伏があるので、自分の得意なコース」と分析。いずれにしても、「思う存分、実力を発揮したい」と意気込む。
10月の予選会で安堵の涙を流した高槻。2024年の正月は笑顔でレースを終えるつもりだ。
たかつき・よしてる/2001年5月18日生まれ。福島県福島市出身。福島・飯野中→学法石川高。5000m13分53秒02、10000m28分11秒99、ハーフ1時間2分19秒
文/酒井政人
]]>10年ぶりの出場となった東農大は、関東学生連合で箱根を経験している主将の高槻芳照(4年)や並木寧音(4年)らが名を連ねた。予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩(1年)もしっかり登録されている。
三本柱以外では予選会でチーム内3位の原田洋輔(2年)や全日本大学駅伝で1区10位と健闘した圓谷吏生(2年)といったメンバーも入った。
全日本出場組から実井智哉(3年)が登録された一方、浅海崇志(4年)と田岡航一(3年)は登録から外れている。
全日本にも14年ぶりに出場するなど、鮮やかな復活劇を遂げた古豪。2018年11月就任の小指徹監督にとってはこれが箱根駅伝初采配となる。三本柱を中心に往路で流れを作れば、常連校とも互角に渡り合えるだろう。
12月29日に区間エントリー10人と補員6人が発表。1月2日の往路、3日の復路スタートの1時間10分前(6時50分)にメンバー変更が認められる。往路、復路合わせて当日変更は6人までで、1日最大4人まで変更できる。
<東農大のエントリー選手名鑑はこちら>
]]>10年ぶりの出場となった東農大は、関東学生連合で箱根を経験している主将の高槻芳照(4年)や並木寧音(4年)らが名を連ねた。予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩(1年)もしっかり登録されている。
三本柱以外では予選会でチーム内3位の原田洋輔(2年)や全日本大学駅伝で1区10位と健闘した圓谷吏生(2年)といったメンバーも入った。
全日本出場組から実井智哉(3年)が登録された一方、浅海崇志(4年)と田岡航一(3年)は登録から外れている。
全日本にも14年ぶりに出場するなど、鮮やかな復活劇を遂げた古豪。2018年11月就任の小指徹監督にとってはこれが箱根駅伝初采配となる。三本柱を中心に往路で流れを作れば、常連校とも互角に渡り合えるだろう。
12月29日に区間エントリー10人と補員6人が発表。1月2日の往路、3日の復路スタートの1時間10分前(6時50分)にメンバー変更が認められる。往路、復路合わせて当日変更は6人までで、1日最大4人まで変更できる。
<東農大のエントリー選手名鑑はこちら>
]]>10年ぶり70回目
前回順位 ―(予選会11位)
過去最高順位 2位
至近10年総合成績(左が23年)
----------
三大駅伝優勝回数
箱 根 0回
出 雲 0回
全日本 0回(13位)
チーム最高記録
往路 5時間36分28秒(11年)
復路 5時間36分23秒(14年)
総合 11時間15分43秒(11年)
監督 小指 徹
主将 高槻芳照
主務 日野愛弓
第2回大会から参戦し、1970年代に5年連続4位以内と黄金期を築いた古豪が10年ぶりに返り咲いた。チームを牽引するのは1年時から主力として活躍する高槻芳照と並木寧音。そこに予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩を加えた強力“3本柱”で攻め込む。
●箱根駅伝公式ガイド2024
全チーム取材、エントリー16人選手名鑑、最新長距離部員名簿など盛りだくさん!12月20日発売! Amazonで購入(外部リンク)
●箱根駅伝百継
長い歴史を誇る箱根駅伝を刻んだ一冊!山の神対談、早大座談会など、レジェンドたちが蘇る! Amazonで購入(外部リンク)
候補選手一覧(★はエントリー16名)
名前(学年) 出身高 10000m(樹立) ハーフ(樹立) 出雲・全日本の成績 過去の箱根成績 (21年/22年/23年) 走りたい区間 好きなキャラクター |
|
浅海 崇志(4) 流経大柏(千葉) 30.28.56(21年) 1.09.30(21年) ―/6区15位 ―/―/― 走りたい区間:7区 好きなキャラクター:ポルコ・ロッソ |
|
高槻 芳照(4/主将)★ 学法石川(福島) 28.11.99(22年) 1.02.19(22年) ―/7区11位 (8区12位相当)/―/― 走りたい区間:1区 好きなキャラクター:江戸川コナン |
|
田中 莉生(4)★ 笛吹(山梨) 30.11.73(22年) 1.04.40(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:6区 好きなキャラクター:セバスチャン |
|
並木 寧音(4)★ 東京実(東京) 28.16.30(22年) 1.02.35(23年) ―/4区5位 ―/(2区13位相当)/― 走りたい区間:2区 好きなキャラクター:西木野真姫 |
|
長谷部 慎(4)★ 学法石川(福島) 29.28.37(23年) 1.04.45(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:3区 好きなキャラクター:ゴテンクス |
|
松本虎太郎(4)★ 西武台千葉(千葉) 29.17.11(21年) 1.05.18(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:アブー |
|
吉村 颯斗(4)★ 鎌倉学園(神奈川) 30.19.05(22年) 1.04.35(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:3、5、8区 好きなキャラクター:スポーツ刈りなハチワレ |
実井 智哉(3)★ 保善(東京) 29.53.58(23年) 1.04.42(23年) ―/5区13位 ―/―/― 走りたい区間:5、6区以外 好きなキャラクター:デデデ大王 |
|
田岡 航一(3) 報徳学園(兵庫) 30.11.33(21年) 1.04.26(23年) ―/8区20位 ―/―/― 走りたい区間:― 好きなキャラクター:トラッキー |
|
高島 侑翔(3)★ 埼玉栄(埼玉) 29.29.56(23年) 1.04.43(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:8区 好きなキャラクター:リヴァイ・アッカーマン |
|
髙山 匠也(3) 鳥栖工(佐賀) 29.58.20(23年) 1.05.07(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:6、7、10区 好きなキャラクター:爆豪勝己 |
|
宮副 雅生(3) 白石(佐賀) 29.41.95(23年) 1.08.23(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:うさぎ(ちいかわ) |
|
菅原 昇真(2)★ 倉敷(岡山) 29.44.05(22年) 1.06.45(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:― 好きなキャラクター:― |
|
圓谷 吏生(2)★ 学法石川(福島) 29.32.00(22年) 1.05.10(23年) ―/1区10位 ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:んぽちゃむ |
|
原田 洋輔(2)★ 鎌倉学園(神奈川) 28.58.83(23年) 1.03.32(23年) ―/3区10位 ―/―/― 走りたい区間:3区 好きなキャラクター:― |
深堀 優(2)★ 鳥栖工(佐賀) 29.27.85(23年) 1.04.32(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:5区以外 好きなキャラクター:エース |
|
吉村 智輝(2)★ 東京実(東京) 29.14.14(23年) 1.05.30(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:9区 好きなキャラクター:ちいかわ |
|
磯 光清(1) 学法石川(福島) 29.38.48(23年) ― ※14.23.35(22年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:うずまきナルト |
|
植月 俊太(1)★ 倉敷(岡山) 30.52.06(23年) 1.04.55(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:任された区間 好きなキャラクター:ピッコロ |
|
栗本 航希(1)★ 県岐阜商(岐阜) 29.36.42(23年) ― ※14.31.69(22年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:どこでも 好きなキャラクター:大空翼 |
|
前田 和摩(1)★ 報徳学園(兵庫) 28.03.51(23年) 1.01.42(23年) ―/2区3位 ―/―/― 走りたい区間:2区 好きなキャラクター:四条眞妃(かぐや様は告らせたい) |
●箱根駅伝公式ガイド2024
全チーム取材、エントリー16人選手名鑑、最新長距離部員名簿など盛りだくさん!12月20日発売! Amazonで購入(外部リンク)
●箱根駅伝百継
長い歴史を誇る箱根駅伝を刻んだ一冊!山の神対談、早大座談会など、レジェンドたちが蘇る! Amazonで購入(外部リンク)
10年ぶり70回目
前回順位 ―(予選会11位)
過去最高順位 2位
至近10年総合成績(左が23年)
----------
三大駅伝優勝回数
箱 根 0回
出 雲 0回
全日本 0回(13位)
チーム最高記録
往路 5時間36分28秒(11年)
復路 5時間36分23秒(14年)
総合 11時間15分43秒(11年)
監督 小指 徹
主将 高槻芳照
主務 日野愛弓
第2回大会から参戦し、1970年代に5年連続4位以内と黄金期を築いた古豪が10年ぶりに返り咲いた。チームを牽引するのは1年時から主力として活躍する高槻芳照と並木寧音。そこに予選会日本人トップのスーパールーキー・前田和摩を加えた強力“3本柱”で攻め込む。
●箱根駅伝公式ガイド2024
全チーム取材、エントリー16人選手名鑑、最新長距離部員名簿など盛りだくさん!12月20日発売! Amazonで購入(外部リンク)
●箱根駅伝百継
長い歴史を誇る箱根駅伝を刻んだ一冊!山の神対談、早大座談会など、レジェンドたちが蘇る! Amazonで購入(外部リンク)
候補選手一覧(★はエントリー16名)
名前(学年) 出身高 10000m(樹立) ハーフ(樹立) 出雲・全日本の成績 過去の箱根成績 (21年/22年/23年) 走りたい区間 好きなキャラクター | |
浅海 崇志(4) 流経大柏(千葉) 30.28.56(21年) 1.09.30(21年) ―/6区15位 ―/―/― 走りたい区間:7区 好きなキャラクター:ポルコ・ロッソ | |
高槻 芳照(4/主将)★ 学法石川(福島) 28.11.99(22年) 1.02.19(22年) ―/7区11位 (8区12位相当)/―/― 走りたい区間:1区 好きなキャラクター:江戸川コナン | |
田中 莉生(4)★ 笛吹(山梨) 30.11.73(22年) 1.04.40(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:6区 好きなキャラクター:セバスチャン | |
並木 寧音(4)★ 東京実(東京) 28.16.30(22年) 1.02.35(23年) ―/4区5位 ―/(2区13位相当)/― 走りたい区間:2区 好きなキャラクター:西木野真姫 | |
長谷部 慎(4)★ 学法石川(福島) 29.28.37(23年) 1.04.45(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:3区 好きなキャラクター:ゴテンクス | |
松本虎太郎(4)★ 西武台千葉(千葉) 29.17.11(21年) 1.05.18(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:アブー | |
吉村 颯斗(4)★ 鎌倉学園(神奈川) 30.19.05(22年) 1.04.35(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:3、5、8区 好きなキャラクター:スポーツ刈りなハチワレ |
実井 智哉(3)★ 保善(東京) 29.53.58(23年) 1.04.42(23年) ―/5区13位 ―/―/― 走りたい区間:5、6区以外 好きなキャラクター:デデデ大王 | |
田岡 航一(3) 報徳学園(兵庫) 30.11.33(21年) 1.04.26(23年) ―/8区20位 ―/―/― 走りたい区間:― 好きなキャラクター:トラッキー | |
高島 侑翔(3)★ 埼玉栄(埼玉) 29.29.56(23年) 1.04.43(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:8区 好きなキャラクター:リヴァイ・アッカーマン | |
髙山 匠也(3) 鳥栖工(佐賀) 29.58.20(23年) 1.05.07(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:6、7、10区 好きなキャラクター:爆豪勝己 | |
宮副 雅生(3) 白石(佐賀) 29.41.95(23年) 1.08.23(21年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:うさぎ(ちいかわ) | |
菅原 昇真(2)★ 倉敷(岡山) 29.44.05(22年) 1.06.45(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:― 好きなキャラクター:― | |
圓谷 吏生(2)★ 学法石川(福島) 29.32.00(22年) 1.05.10(23年) ―/1区10位 ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:んぽちゃむ | |
原田 洋輔(2)★ 鎌倉学園(神奈川) 28.58.83(23年) 1.03.32(23年) ―/3区10位 ―/―/― 走りたい区間:3区 好きなキャラクター:― |
深堀 優(2)★ 鳥栖工(佐賀) 29.27.85(23年) 1.04.32(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:5区以外 好きなキャラクター:エース | |
吉村 智輝(2)★ 東京実(東京) 29.14.14(23年) 1.05.30(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:9区 好きなキャラクター:ちいかわ | |
磯 光清(1) 学法石川(福島) 29.38.48(23年) ― ※14.23.35(22年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:10区 好きなキャラクター:うずまきナルト | |
植月 俊太(1)★ 倉敷(岡山) 30.52.06(23年) 1.04.55(23年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:任された区間 好きなキャラクター:ピッコロ | |
栗本 航希(1)★ 県岐阜商(岐阜) 29.36.42(23年) ― ※14.31.69(22年) ―/― ―/―/― 走りたい区間:どこでも 好きなキャラクター:大空翼 | |
前田 和摩(1)★ 報徳学園(兵庫) 28.03.51(23年) 1.01.42(23年) ―/2区3位 ―/―/― 走りたい区間:2区 好きなキャラクター:四条眞妃(かぐや様は告らせたい) |
●箱根駅伝公式ガイド2024
全チーム取材、エントリー16人選手名鑑、最新長距離部員名簿など盛りだくさん!12月20日発売! Amazonで購入(外部リンク)
●箱根駅伝百継
長い歴史を誇る箱根駅伝を刻んだ一冊!山の神対談、早大座談会など、レジェンドたちが蘇る! Amazonで購入(外部リンク)
噂のスーパールーキー・前田和摩が箱根駅伝予選会でも爆走。古豪・東農大を10年ぶりの本戦に導いた。
6月の全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会ではチームの14年ぶりの伊勢路出場に貢献。梅雨時期の蒸し暑い時期にもかかわらず、10000mでU20日本歴代2位の28分03秒51を叩き出した。あれから4ヵ月。今度は初めてのハーフマラソンでも強さを見せつけた。
前半は先輩の並木寧音(4年)とともに日本人集団のなかでレースを進める。5kmは14分31秒、10kmは29分20秒で通過した。そして15km(44分07秒)を過ぎてから自らペースを上げていく。
「ずっと後ろにつかせてもらっていたので余裕はありました。チーム順位も通過ギリギリくらいだったので、少しでも稼ぎたいと。残り5kmくらいなら持つかなと思い切って前に出ました」
目指すターゲットは15km地点を44秒前に通過した日本人トップの吉田礼志(中央学大3)だった。
「トップ集団は突っ込んでいったと思うので、(吉田の)背中が見えたら勝てるかなと思っていました」
前田の視界にフラッシュイエローのユニフォームが飛び込んでくると、その差を一気に詰めていく。17.4kmの折り返し地点で23秒差。18km付近でリチャード・エティーリ(東京国際大1)を抜き去ると、20km手前で吉田を逆転した。
白いキャップをかぶった前田は秋晴れのもと20km(58分34秒)までの5kmを14分27秒まで引き上げると、1時間1分42秒で日本人トップの個人9位フィニッシュ。3年前に行われた雨の予選会で、三浦龍司(順大)が打ち立てたハーフマラソンのU20日本記録にあと1秒差と迫った。「日本人トップは無理な目標ではないと思ってやり続けてきたので、自分の思いが実って良かったです」。
兵庫・報徳学園高3年時の昨年、インターハイ5000mでは、日本人トップの4位に入っている前田。ただ、高2の高校駅伝では兵庫県大会、近畿地区大会と2レース連続で1区(10km)28分台をマークするなど、当時から長い距離でも強さを見せていた。
「自分は距離が長くなるほど得意だと言い続けていますが、さらに自信を持って言えるかなと思います」と今回の予選会を通じて手応えをつかんだ様子だ。
スーパールーキーの快走で東農大は11位通過。上位13チームに与えられる第100回大会出場権を獲得した。本戦出場は70回目となる。
そんな節目に、前田は花の2区を希望。「各大学の強い選手たちと勝負できたらいいなと思っています。2区のコースはアップダウンが結構きついと思いますが、前を見ながらひたすら力を出し切って、押していきたいです」と2ヵ月半後の大舞台へ、思いを口にした。
将来的にはマラソンで五輪や世界選手権などで勝負したいという夢を持つ前田。新たなヒーロー候補は大学の4年間で力をたくわえて、「箱根から世界へ」を体現させていくに違いない。
文/酒井政人
]]>噂のスーパールーキー・前田和摩が箱根駅伝予選会でも爆走。古豪・東農大を10年ぶりの本戦に導いた。
6月の全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会ではチームの14年ぶりの伊勢路出場に貢献。梅雨時期の蒸し暑い時期にもかかわらず、10000mでU20日本歴代2位の28分03秒51を叩き出した。あれから4ヵ月。今度は初めてのハーフマラソンでも強さを見せつけた。
前半は先輩の並木寧音(4年)とともに日本人集団のなかでレースを進める。5kmは14分31秒、10kmは29分20秒で通過した。そして15km(44分07秒)を過ぎてから自らペースを上げていく。
「ずっと後ろにつかせてもらっていたので余裕はありました。チーム順位も通過ギリギリくらいだったので、少しでも稼ぎたいと。残り5kmくらいなら持つかなと思い切って前に出ました」
目指すターゲットは15km地点を44秒前に通過した日本人トップの吉田礼志(中央学大3)だった。
「トップ集団は突っ込んでいったと思うので、(吉田の)背中が見えたら勝てるかなと思っていました」
前田の視界にフラッシュイエローのユニフォームが飛び込んでくると、その差を一気に詰めていく。17.4kmの折り返し地点で23秒差。18km付近でリチャード・エティーリ(東京国際大1)を抜き去ると、20km手前で吉田を逆転した。
白いキャップをかぶった前田は秋晴れのもと20km(58分34秒)までの5kmを14分27秒まで引き上げると、1時間1分42秒で日本人トップの個人9位フィニッシュ。3年前に行われた雨の予選会で、三浦龍司(順大)が打ち立てたハーフマラソンのU20日本記録にあと1秒差と迫った。「日本人トップは無理な目標ではないと思ってやり続けてきたので、自分の思いが実って良かったです」。
兵庫・報徳学園高3年時の昨年、インターハイ5000mでは、日本人トップの4位に入っている前田。ただ、高2の高校駅伝では兵庫県大会、近畿地区大会と2レース連続で1区(10km)28分台をマークするなど、当時から長い距離でも強さを見せていた。
「自分は距離が長くなるほど得意だと言い続けていますが、さらに自信を持って言えるかなと思います」と今回の予選会を通じて手応えをつかんだ様子だ。
スーパールーキーの快走で東農大は11位通過。上位13チームに与えられる第100回大会出場権を獲得した。本戦出場は70回目となる。
そんな節目に、前田は花の2区を希望。「各大学の強い選手たちと勝負できたらいいなと思っています。2区のコースはアップダウンが結構きついと思いますが、前を見ながらひたすら力を出し切って、押していきたいです」と2ヵ月半後の大舞台へ、思いを口にした。
将来的にはマラソンで五輪や世界選手権などで勝負したいという夢を持つ前田。新たなヒーロー候補は大学の4年間で力をたくわえて、「箱根から世界へ」を体現させていくに違いない。
文/酒井政人
]]>記念大会のため、本戦出場枠が13まで拡大された今予選会。11位には東農大が入り、2014年以来10年ぶり、節目となる70回目の箱根路出場権を手にした。
スーパールーキー・前田和摩が個人では日本人トップとなる1時間1分42秒で9位。この記録はU20日本歴代2位の好タイムだった。さらには、4年生の並木寧音が意地の走りを見せて個人30位(1時間2分35秒)。原田洋輔(2年)と高槻芳照(4年)が1時間3分台でフィニッシュした。
小指徹監督は「前田、高槻、並木、原田をフリーで行かせました。なかでも前田が日本人トップだったことは大きかったです。通過することができた要因です」とルーキーの快走を称えた。
その前は15kmまで並木と一緒に走っていくことは決めていたという前田。「そこから自分でしっかり走ることができて良かったです」と充実した様子で話した。
昨年のインターハイ5000mでは日本人トップの4位に入るなど注目を集めていた。今季は6月の全日本大学駅伝関東地区推薦校選考会10000mでU20日本歴代2位の28分03秒51をマーク。手応えをつかんで秋のシーズンを迎えた。
「箱根出場を決めてよかったです。正月は2区を日本人トップで走りたい」と再び快走することを誓った。
]]>記念大会のため、本戦出場枠が13まで拡大された今予選会。11位には東農大が入り、2014年以来10年ぶり、節目となる70回目の箱根路出場権を手にした。
スーパールーキー・前田和摩が個人では日本人トップとなる1時間1分42秒で9位。この記録はU20日本歴代2位の好タイムだった。さらには、4年生の並木寧音が意地の走りを見せて個人30位(1時間2分35秒)。原田洋輔(2年)と高槻芳照(4年)が1時間3分台でフィニッシュした。
小指徹監督は「前田、高槻、並木、原田をフリーで行かせました。なかでも前田が日本人トップだったことは大きかったです。通過することができた要因です」とルーキーの快走を称えた。
その前は15kmまで並木と一緒に走っていくことは決めていたという前田。「そこから自分でしっかり走ることができて良かったです」と充実した様子で話した。
昨年のインターハイ5000mでは日本人トップの4位に入るなど注目を集めていた。今季は6月の全日本大学駅伝関東地区推薦校選考会10000mでU20日本歴代2位の28分03秒51をマーク。手応えをつかんで秋のシーズンを迎えた。
「箱根出場を決めてよかったです。正月は2区を日本人トップで走りたい」と再び快走することを誓った。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。
圧巻の走りを見せたのが東農大のスーパールーキー・前田和摩だ。
15kmまでは日本人第2集団で待機。「どんなに余裕があっても、15kmまでは我慢する」と決めていた。そして、「ラストで出し切って終わることを想定していた」という言葉通り、44分06秒で15kmを通過した直後、弾けるように飛び出した。
この時点で、ただ1人留学生たちに割って入って日本人トップを力走する中央学大・吉田礼志(3年)との差は40秒以上ある。だが、グングンとその差を詰めていく。
「今の4年生は監督が代わって最初の代。4年間苦労されてきた。今の4年生に箱根を走ってほしい、このチームで箱根に行きたい、このチームで本選で勝負したいと思っていた」
チームへの思いをこめた激走で、20km付近で一気に逆転。そのままフィニッシュに飛び込んだ。タイムは1時間1分42秒。3年前のこの大会で、順大のスーパールーキーとして臨んだ三浦龍司が出したU20日本最高記録にあと1秒と迫る快走だった。
兵庫の名門・報徳学園高出身。高2の兵庫県高校駅伝1区を28分59秒で走破してにわかに注目を集めると、高3ではインターハイ5000mで日本人トップの4位を占めた。
東農大に進んでからは、さらにスケールアップ。6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークし、チームの14年ぶり全日本出場を貢献した。
そして、今大会でも10年ぶり箱根路復活を牽引。「チーム一丸となって戦いたい」と力強く語った。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。
圧巻の走りを見せたのが東農大のスーパールーキー・前田和摩だ。
15kmまでは日本人第2集団で待機。「どんなに余裕があっても、15kmまでは我慢する」と決めていた。そして、「ラストで出し切って終わることを想定していた」という言葉通り、44分06秒で15kmを通過した直後、弾けるように飛び出した。
この時点で、ただ1人留学生たちに割って入って日本人トップを力走する中央学大・吉田礼志(3年)との差は40秒以上ある。だが、グングンとその差を詰めていく。
「今の4年生は監督が代わって最初の代。4年間苦労されてきた。今の4年生に箱根を走ってほしい、このチームで箱根に行きたい、このチームで本選で勝負したいと思っていた」
チームへの思いをこめた激走で、20km付近で一気に逆転。そのままフィニッシュに飛び込んだ。タイムは1時間1分42秒。3年前のこの大会で、順大のスーパールーキーとして臨んだ三浦龍司が出したU20日本最高記録にあと1秒と迫る快走だった。
兵庫の名門・報徳学園高出身。高2の兵庫県高校駅伝1区を28分59秒で走破してにわかに注目を集めると、高3ではインターハイ5000mで日本人トップの4位を占めた。
東農大に進んでからは、さらにスケールアップ。6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークし、チームの14年ぶり全日本出場を貢献した。
そして、今大会でも10年ぶり箱根路復活を牽引。「チーム一丸となって戦いたい」と力強く語った。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われ、東農大が11位で、10年ぶり70回目の出場を決めた。
スーパールーキーの前田和摩が、日本人トップの快走でチームを牽引。4年生の並木寧音も30位と上級生たちも見事に応え、10時間39分05秒で歓喜の輪を作った。
箱根駅伝の第2回大会から出場し、53回大会では2位に入っている古豪。だが、90回大会を最後に、松葉緑のタスキは箱根路から遠ざかっていた。
SUBARUで監督、総監督を歴任した小指徹氏が2018年に母校の指導に携わると、チームを再建。今季は6月の全日本大学駅伝関東選考会を5位で突破し、14年ぶり伊勢路切符をつかむと、その勢いをもって今大会に臨んだ。
100回記念として出場枠は従来の20校から23校に拡大。その記念枠を生かし、悲願の箱根駅伝復活を果たした。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われ、東農大が11位で、10年ぶり70回目の出場を決めた。
スーパールーキーの前田和摩が、日本人トップの快走でチームを牽引。4年生の並木寧音も30位と上級生たちも見事に応え、10時間39分05秒で歓喜の輪を作った。
箱根駅伝の第2回大会から出場し、53回大会では2位に入っている古豪。だが、90回大会を最後に、松葉緑のタスキは箱根路から遠ざかっていた。
SUBARUで監督、総監督を歴任した小指徹氏が2018年に母校の指導に携わると、チームを再建。今季は6月の全日本大学駅伝関東選考会を5位で突破し、14年ぶり伊勢路切符をつかむと、その勢いをもって今大会に臨んだ。
100回記念として出場枠は従来の20校から23校に拡大。その記念枠を生かし、悲願の箱根駅伝復活を果たした。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。
最初の5kmを14分15秒で通過。8km過ぎにトップ候補だった東京国際大のリチャード・エティーリが転倒するアクシデントがあり、勝負は混戦に。
10kmを28分24秒で通過したあとに抜け出した日大のシャドラック・キップケメイ(1年)、山梨学大のジェームス・ムトゥク(2年)が一騎打ちを繰り広げる。17.4kmの折り返したあとにスパートしたキップケメイが、日本薬科大の追い上げを振り切り、1時間0分16秒(速報値)のトップでフィニッシュした。
日本人トップ争いは白熱し、日本勢でただ1人留学生集団についた中央学大の吉田礼志(3年)を東農大のルーキー・前田和摩が逆転。15kmから日本人第2集団を抜け出してから見事な追い上げを見せ、1時間1分41秒(速報値)で日本人トップでフィニッシュした。
兵庫・報徳学園高出身で、インターハイ5000mで日本人トップ6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークするなど、注目を集めていた。
]]>来年正月の第100回箱根駅伝の出場権を懸けた箱根駅伝予選会が行われた。
最初の5kmを14分15秒で通過。8km過ぎにトップ候補だった東京国際大のリチャード・エティーリが転倒するアクシデントがあり、勝負は混戦に。
10kmを28分24秒で通過したあとに抜け出した日大のシャドラック・キップケメイ(1年)、山梨学大のジェームス・ムトゥク(2年)が一騎打ちを繰り広げる。17.4kmの折り返したあとにスパートしたキップケメイが、日本薬科大の追い上げを振り切り、1時間0分16秒(速報値)のトップでフィニッシュした。
日本人トップ争いは白熱し、日本勢でただ1人留学生集団についた中央学大の吉田礼志(3年)を東農大のルーキー・前田和摩が逆転。15kmから日本人第2集団を抜け出してから見事な追い上げを見せ、1時間1分41秒(速報値)で日本人トップでフィニッシュした。
兵庫・報徳学園高出身で、インターハイ5000mで日本人トップ6月の全日本大学駅伝関東学連選考会の最終組でU20日本歴代2位の28分03秒51をマークするなど、注目を集めていた。
]]>「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。30回目は、東農大の前田和摩(1年)をピックアップする。
高校3年時はインターハイ5000mで日本人トップ。都道府県駅伝5区を区間2位と好走すると、高校卒業後さらに飛躍した。大学デビュー戦となった5月の関東インカレは男子2部5000mに出場。予選を悠々突破して、決勝は6人のケニア人留学生を相手に4位(日本人2位/13分57秒25)に食い込んだ。
周囲の予想を大きく上回るペースで成長を遂げ、すっかり学生長距離界でも注目を浴びる存在となったスーパールーキーのこれまでと現在地を追った。
6月17日の全日本大学駅伝関東学連推薦選考会、東農大の1年生、前田和摩の未知なるパワーが爆発する。
初めての10000mレースで前田は迷うことなく先頭集団でレースを進めた。5000mを14分07秒で通過すると、ケニア人留学生がペースアップ。日本人選手は前田1人になるが、留学生と最後まで真っ向勝負を演じる。残り450m付近からはトップを激走して、スタジアムをざわつかせた。
留学生2人に逆転されたとはいえ、日本人トップの3着でフィニッシュ。U20日本歴代2位の28分03秒51を叩き出した。
「日本人1位の選手を見ながら走って、チャンスがあればどんどん前に行くレースをしました。集団が分かれた時に、思い切って前の留学生についた判断が今日の結果を生んだのかなと思います。関東インカレは一度も前に出ずに終わってしまったので、潰れてもいいからラストも勝負しました。今までやってきたことを100%出せたので、自分の中では100点満点です」
関東学連の選考会が現在の形式となった1998年以降、1年生が日本人トップタイムを出したのは報徳学園高の先輩・竹澤健介(早大/05年)以来2人目。潰滝大記(中央学大)が2015年にマークした全日本選考会の日本人最高タイム(28分31秒84)も大幅に塗り替えた。
前田の快走で東農大は14年ぶりとなる全日本大学駅伝出場を決めた。低迷していた伝統校に現れた救世主の強さのルーツはどこにあるのだろうか。
]]>「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。30回目は、東農大の前田和摩(1年)をピックアップする。
高校3年時はインターハイ5000mで日本人トップ。都道府県駅伝5区を区間2位と好走すると、高校卒業後さらに飛躍した。大学デビュー戦となった5月の関東インカレは男子2部5000mに出場。予選を悠々突破して、決勝は6人のケニア人留学生を相手に4位(日本人2位/13分57秒25)に食い込んだ。
周囲の予想を大きく上回るペースで成長を遂げ、すっかり学生長距離界でも注目を浴びる存在となったスーパールーキーのこれまでと現在地を追った。
6月17日の全日本大学駅伝関東学連推薦選考会、東農大の1年生、前田和摩の未知なるパワーが爆発する。
初めての10000mレースで前田は迷うことなく先頭集団でレースを進めた。5000mを14分07秒で通過すると、ケニア人留学生がペースアップ。日本人選手は前田1人になるが、留学生と最後まで真っ向勝負を演じる。残り450m付近からはトップを激走して、スタジアムをざわつかせた。
留学生2人に逆転されたとはいえ、日本人トップの3着でフィニッシュ。U20日本歴代2位の28分03秒51を叩き出した。
「日本人1位の選手を見ながら走って、チャンスがあればどんどん前に行くレースをしました。集団が分かれた時に、思い切って前の留学生についた判断が今日の結果を生んだのかなと思います。関東インカレは一度も前に出ずに終わってしまったので、潰れてもいいからラストも勝負しました。今までやってきたことを100%出せたので、自分の中では100点満点です」
関東学連の選考会が現在の形式となった1998年以降、1年生が日本人トップタイムを出したのは報徳学園高の先輩・竹澤健介(早大/05年)以来2人目。潰滝大記(中央学大)が2015年にマークした全日本選考会の日本人最高タイム(28分31秒84)も大幅に塗り替えた。
前田の快走で東農大は14年ぶりとなる全日本大学駅伝出場を決めた。低迷していた伝統校に現れた救世主の強さのルーツはどこにあるのだろうか。
]]>「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。27回目は、東農大の並木寧音(3年)をピックアップする。
1年時から同期の高槻芳照とチームの主力として牽引。ルーキーイヤーからハーフマラソンで1時間2分台と好タイムを残すと、10000mでは2年時に28分20秒49、3年時は28分16秒30まで短縮した。
今年3月の日本学生ハーフでは4位と健闘したものの、一番のターゲットは10月の箱根駅伝予選会。大学ラストイヤーで悲願を達成するため、残り半年にすべてを懸けるつもりだ。
3月12日の日本学生ハーフマラソンで積極的な走りを見せ、4位と健闘したのが並木寧音(東農大3)だ。日本人学生最高記録(1時間0分11秒)を持つ篠原倖太朗(駒大)が15km付近で放ったスパートにも反応。「最後まで持たないかなと思いましたが、思い切って行きました」と攻め続けた。
終盤は力が残っておらず、吉田礼志(中央学大2)、松永伶(法大3)に逆転を許して1時間2分48秒でフィニッシュ。3位までが内定となるワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都/8月開催)代表をあと一歩で逃したが、「(10月の)箱根駅伝予選会につなげる走りはできたかなと思います」と自身の走りに胸を張った。
「チームのために走りたい」という気持ちが強い並木にとっては、箱根駅伝予選会は絶対に負けられない戦いだ。
「最上級生で箱根駅伝の第100回大会を迎えます。予選会を突破できれば、10年ぶり70回目の出場になるので、何としても決めたいです!」
古豪・東農大を牽引してきた並木は最後のチャンスに燃えている。
次ページ 1年時から東農大の主力に
]]>「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。27回目は、東農大の並木寧音(3年)をピックアップする。
1年時から同期の高槻芳照とチームの主力として牽引。ルーキーイヤーからハーフマラソンで1時間2分台と好タイムを残すと、10000mでは2年時に28分20秒49、3年時は28分16秒30まで短縮した。
今年3月の日本学生ハーフでは4位と健闘したものの、一番のターゲットは10月の箱根駅伝予選会。大学ラストイヤーで悲願を達成するため、残り半年にすべてを懸けるつもりだ。
3月12日の日本学生ハーフマラソンで積極的な走りを見せ、4位と健闘したのが並木寧音(東農大3)だ。日本人学生最高記録(1時間0分11秒)を持つ篠原倖太朗(駒大)が15km付近で放ったスパートにも反応。「最後まで持たないかなと思いましたが、思い切って行きました」と攻め続けた。
終盤は力が残っておらず、吉田礼志(中央学大2)、松永伶(法大3)に逆転を許して1時間2分48秒でフィニッシュ。3位までが内定となるワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都/8月開催)代表をあと一歩で逃したが、「(10月の)箱根駅伝予選会につなげる走りはできたかなと思います」と自身の走りに胸を張った。
「チームのために走りたい」という気持ちが強い並木にとっては、箱根駅伝予選会は絶対に負けられない戦いだ。
「最上級生で箱根駅伝の第100回大会を迎えます。予選会を突破できれば、10年ぶり70回目の出場になるので、何としても決めたいです!」
古豪・東農大を牽引してきた並木は最後のチャンスに燃えている。
次ページ 1年時から東農大の主力に
]]>10月30日の第40回全日本大学女子駅伝の上位12校に出場権が与えられている。そこに、12月5日正午時点での各校5000m7名の合計タイムで上位10校が決定。レースはこの22校と、全国8地区学連から選抜された全日本大学選抜、静岡県学生選抜を含めた24チームで争われる。
返り咲き出場を決めたのは、ともに2年ぶりとなる東農大と玉川大。東農大は全日本大学女子駅伝11位の成績を残しており、玉川大はタイムで拾われる10校のうち3番目で通過した。タイム通過校の中では全日本大学女子駅伝14位だった中大が合計「1時間54分55秒01」で2位の東洋大に1分30秒以上の大差をつけた。
このほか、埼玉県で実施されていた第1回大会から連続出場を継続している佛教大も、合計タイム7番目で歴史をつないだ。
レースは静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士市の富士総合運動公園陸上競技場をフィニッシュとする7区間43.4kmで行われる。
●2022全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)
■出場チーム
名城大学
立命館大学
大阪学院大学
大東文化大学
拓殖大学
日本体育大学
城西大学
関西大学
福岡大学
大阪芸術大学
東京農業大学
関西外国語大学
※以上、全日本大学女子駅伝上位12位に入り、出場権を獲得
中央大学
東洋大学
玉川大学
順天堂大学
筑波大学
京都光華女子大学
佛教大学
東北福祉大学
亜細亜大学
中京学院大学
※以上、5000m上位7名のタイムによる選出
全日本大学選抜
静岡県学生選抜
10月30日の第40回全日本大学女子駅伝の上位12校に出場権が与えられている。そこに、12月5日正午時点での各校5000m7名の合計タイムで上位10校が決定。レースはこの22校と、全国8地区学連から選抜された全日本大学選抜、静岡県学生選抜を含めた24チームで争われる。
返り咲き出場を決めたのは、ともに2年ぶりとなる東農大と玉川大。東農大は全日本大学女子駅伝11位の成績を残しており、玉川大はタイムで拾われる10校のうち3番目で通過した。タイム通過校の中では全日本大学女子駅伝14位だった中大が合計「1時間54分55秒01」で2位の東洋大に1分30秒以上の大差をつけた。
このほか、埼玉県で実施されていた第1回大会から連続出場を継続している佛教大も、合計タイム7番目で歴史をつないだ。
レースは静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士市の富士総合運動公園陸上競技場をフィニッシュとする7区間43.4kmで行われる。
●2022全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)
■出場チーム
名城大学
立命館大学
大阪学院大学
大東文化大学
拓殖大学
日本体育大学
城西大学
関西大学
福岡大学
大阪芸術大学
東京農業大学
関西外国語大学
※以上、全日本大学女子駅伝上位12位に入り、出場権を獲得
中央大学
東洋大学
玉川大学
順天堂大学
筑波大学
京都光華女子大学
佛教大学
東北福祉大学
亜細亜大学
中京学院大学
※以上、5000m上位7名のタイムによる選出
全日本大学選抜
静岡県学生選抜
箱根駅伝では2003年の第79回大会より予選会落選校から数名を選出する連合チームが組まれ(当時は関東学連選抜)、その後第80回、第90回を除く大会で編成されてきた。マラソンで活躍する川内優輝も学習院大時代に2度出場している。
参加資格や登録選手の規定などは年々変更されているが、2018年の第95回大会からは過去に箱根駅伝本戦に出場していない選手のみで構成されるようになっている。
今回のメンバーは予選会個人11位の難波天(麗澤大4)や同14位の村上航大(上武大2)をはじめ、ハーフマラソンの距離で実施された予選会で1時間3分を切った選手が6名選出。立教大からは1年生の中山凛斗が選ばれ、2009年(第85回大会)の中村嘉孝(現・立大女子駅伝部監督)以来12年ぶりにメンバー入りを果たした。
■関東学生連合チームの選手一覧
予選会成績 名前(所属) 出身高
11)1:01:47 難波 天(麗澤大4) 三国(福井)
14)1:02:01 村上航大(上武大2) 札幌山の手(北海道)
34)1:02:35 高槻芳照(東農大1) 学法石川(福島)
38)1:02:39 河村 悠(亜細亜大3) 豊明(愛知)
55)1:02:53 杉浦 慧(慶大3) 成蹊(東京)
59)1:02:58 町田康誠(駿河台大2) 白鴎大足利(栃木)
67)1:03:03 小島慎也(中央学大2) 大阪(大阪)
70)1:03:04 松川雅虎(芝浦工大2) 花巻東(岩手)
78)1:03:09 大川歩夢(東経大2) 伊豆中央(静岡)
81)1:03:10 小坂友我(日大3) 藤沢翔陵(神奈川)
89)1:03:12 厚浦大地(関東学院大3)東京実(東京)
90)1:03:13 中山凛斗(立大1) 九州学院(熊本)
92)1:03:17 新田 颯(育英大2) 千原台(熊本)
100)1:03:23 前山晃太郎(桜美林大4)東京実(東京)
120)1:03:30 菊池駿介(大東大1) 仙台育英(宮城)
123)1:03:33 梶山拓郎(流経大4) 流経大柏(千葉)
■スタッフ
監 督 弘山 勉(筑波大)
コーチ 川崎勇二(中央学大)
コーチ 山川達也(麗澤大)
マネージャー 加藤弘暉(関東学連常任幹事/専大)
箱根駅伝では2003年の第79回大会より予選会落選校から数名を選出する連合チームが組まれ(当時は関東学連選抜)、その後第80回、第90回を除く大会で編成されてきた。マラソンで活躍する川内優輝も学習院大時代に2度出場している。
参加資格や登録選手の規定などは年々変更されているが、2018年の第95回大会からは過去に箱根駅伝本戦に出場していない選手のみで構成されるようになっている。
今回のメンバーは予選会個人11位の難波天(麗澤大4)や同14位の村上航大(上武大2)をはじめ、ハーフマラソンの距離で実施された予選会で1時間3分を切った選手が6名選出。立教大からは1年生の中山凛斗が選ばれ、2009年(第85回大会)の中村嘉孝(現・立大女子駅伝部監督)以来12年ぶりにメンバー入りを果たした。
■関東学生連合チームの選手一覧
予選会成績 名前(所属) 出身高
11)1:01:47 難波 天(麗澤大4) 三国(福井)
14)1:02:01 村上航大(上武大2) 札幌山の手(北海道)
34)1:02:35 高槻芳照(東農大1) 学法石川(福島)
38)1:02:39 河村 悠(亜細亜大3) 豊明(愛知)
55)1:02:53 杉浦 慧(慶大3) 成蹊(東京)
59)1:02:58 町田康誠(駿河台大2) 白鴎大足利(栃木)
67)1:03:03 小島慎也(中央学大2) 大阪(大阪)
70)1:03:04 松川雅虎(芝浦工大2) 花巻東(岩手)
78)1:03:09 大川歩夢(東経大2) 伊豆中央(静岡)
81)1:03:10 小坂友我(日大3) 藤沢翔陵(神奈川)
89)1:03:12 厚浦大地(関東学院大3)東京実(東京)
90)1:03:13 中山凛斗(立大1) 九州学院(熊本)
92)1:03:17 新田 颯(育英大2) 千原台(熊本)
100)1:03:23 前山晃太郎(桜美林大4)東京実(東京)
120)1:03:30 菊池駿介(大東大1) 仙台育英(宮城)
123)1:03:33 梶山拓郎(流経大4) 流経大柏(千葉)
■スタッフ
監 督 弘山 勉(筑波大)
コーチ 川崎勇二(中央学大)
コーチ 山川達也(麗澤大)
マネージャー 加藤弘暉(関東学連常任幹事/専大)