新しいリリースでは、7つのJDK Enhancement Proposalsを提供し、開発者の生産性の向上、Java言語の改善、プラットフォームのパフォーマンス、安定性、セキュリティを強化
10月17日~20日に米国ラスベガスで開催されるJavaOne 2022でJava 19の主要機能を紹介
テキサス州オースティン—2022年9月21日(本資料は米国2022年9月20日にオラクル・コーポレーションより発表された プレスリリース の抄訳です)
オラクルは本日、世界ナンバーワンのプログラミング言語および開発プラットフォームの最新バージョンであるJava 19の提供を発表しました。Java 19(Oracle JDK 19)は、プラットフォームの機能強化を含む、パフォーマンス、安定性およびセキュリティ面での数千もの改良により、開発者の生産性をさらに向上させ、ビジネス全体のイノベーションを促進します。オラクルは、10月17日~20日まで米国ラスベガスで開催されるJavaOne 2022でJava 19の最新機能を紹介する予定です。
オラクルのJava Platform開発担当シニア・バイスプレジデント兼OpenJDK Governing Boardの議長であるジョージ・サーブは次のように述べています。「開発者コミュニティとの継続的なコラボレーションは、Javaにとって不可欠です。オラクルは、Javaの管理者として、開発者と企業が革新的なアプリケーションとサービスを作成するのに役立つ最新のツールを提供することに、一貫して取り組んでいます。Java 19の強力な新機能は、グローバルなJavaコミュニティの多大な努力の証しです。」
最新のJava Development Kit(JDK)では、7つのJDK Enhancement Proposals(JEPs)によるアップデートと改良が行われています。これらのアップデートのほとんどは、以前のリリースで実装された機能を改善する、フォローアップ・プレビュー機能として提供される予定です。
JDK 19は、OpenJDKプロジェクトAmberによる言語の向上(Record Patterns and Pattern Matching for Switch)、OpenJDKプロジェクトPanamaによる非Javaコードとの相互運用(Foreign Function and Memory API)およびベクトル命令の活用(Vector API)のためのライブラリの拡張、Javaで高スループットの並行処理アプリケーションを作成・維持するための負担を劇的に軽減するProject Loom(Virtual Thread and Structured Concurrency)の最初のプレビューを提供します。
IDCのソフトウェア開発担当リサーチ・バイスプレジデントのArnal Dayaratna氏は次のように述べます。「Java開発者は、クラウドやオンプレミス、ハイブリッド環境にデプロイするための高機能アプリケーションを効率的に構築するためのツールを一層、求めています。Java 19の機能強化は、これらの要求に応えるものであり、Javaエコシステムが、開発者と企業の現在および将来のニーズを満たす上で、いかに有利な立場にあるかを示しています。」
オラクルは、予測可能なリリース・スケジュールに則り、6カ月ごとに新しいJava機能のリリースを提供しています。この定期的なリリースにより、イノベーションが継続的に提供されるとともに、プラットフォームのパフォーマンス、安定性、およびセキュリティが継続的に改善されます。これにより、あらゆる規模の組織や業界において、Javaの普及が促進されます。
Java 19で提供される最も重要なアップデートは、以下の通りです。
今回のJava 19のリリースは、オラクルのエンジニアと世界中のJava開発者コミュニティのメンバーが、OpenJDK ProjectとJava Community Process (JCP)を通じて、広範囲にわたるコラボレーションを行った結果です。新しい機能強化に加えて、Java 19はJava Management Serviceによってサポートされています。これは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)のネイティブ・サービスで、組織がオンプレミスまたは任意のクラウド上でJavaランタイムとアプリケーションを管理できる単一画面を提供します。
Oracle Java SE Subscription は従量制のサービスで、お客様にクラス最高のサポート、GraalVM Enterpriseの利用、Java Management Serviceへのアクセス、およびビジネスの速度に合わせた柔軟なアップグレードを提供します。これにより、ITに関わる組織は複雑性を管理し、コストを抑制し、セキュリティ・リスクを軽減することができます。さらに、OCIではJava SEとGraalVM Enterpriseが無償で提供されており、開発者はOracle Cloud上でより速く、より優れた、圧倒的なコスト・パフォーマンスで動作するアプリケーションを構築し、デプロイすることができます。
オラクルは、100万件目のJava認定資格を発行できたことを誇りに思っています。これは、世界の開発者コミュニティにおけるJavaの人気を裏付けるものでしょう。Java認定資格は、高いスキルを持つJavaの専門家を求めている企業に対して、開発者がJavaの専門家としてアピールし、プロフィールを充実させるために役立ちます。
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、 www.oracle.com をご覧ください。
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