スズキ所属の女子やり投げ・斉藤選手、パリ五輪活躍誓う
スズキアスリートクラブに所属する女子やり投げの斉藤真理菜選手(28)がパリ五輪へ日本代表としての出場を前に浜松市内で報道陣の取材に応じた。茨城県出身の斉藤選手は小中学生まで硬式野球の外野手としてプレーし、高校からやり投げに転じた。「肩の強さは野球で培った」と話し五輪での活躍を誓った。
国士舘大学を卒業後、2018年にスズキに入社。傘下の販売会社で働きながら世界陸上やアジア大会などに出場してきた。五輪は初出場。スズキの所属選手では16年のリオ以来2大会ぶりとなる。自己ベストが目標だが「考えすぎずしっかり投げ切りたい。楽しむ姿を見せて(会社の)皆さんに喜んでもらいたい」とした。
20年からトレーニング方法を変え、体をバランスよく動かせるようになったことで柔軟性やパワーが上がり成績につながったという。同じ女子やり投げ代表で23年の世界選手権覇者の北口榛花選手については「リスペクトはある」としつつ、「パワーやスピードでは負けていない。違った強みがある」とライバル心ものぞかせた。
パリオリンピックは7月26日~8月11日の日程で行われ、32競技・329種目が実施されました。日本は金20個、銀12個、銅13個の計45個のメダルを獲得。金メダル数、メダル総数ともに海外で開催された五輪では過去最多でした。パラリンピックは8月28日から9月8日までの日程で開催。日本のメダル獲得数は金14個、銀10個、銅17個の計41個でした。