昨季のVリーグ覇者サントリーが、同7位の東京GBに、やり返した。
セットカウント3-0のストレート勝ち。3日の同カードで2-1から逆転負けを喫した雪辱を果たし、セッター大宅真樹(29)は「悔しい敗戦から切り替えられた。今やれることにフォーカスした結果」とうなずいた。
エース高橋藍が不在の中、新外国人のアレクサンデル・シリフカや今年2月に日本国籍を取得したアライン・デアルマスらがスタメン出場で躍動。痛烈サーブから攻撃のリズムをつかみ、最後まで主導権を渡さなかった。強力攻撃陣の起点となった大宅は「コンビの面で不安はなかった。チームとしてやることができた」と手応えを示した。
プレミアリーグへ移行した06-07年シーズン以降史上最多となる1万1563人が集まった3日に続き、この日も1万人超えの観衆が集結。6戦を終えて3勝3敗と苦しむが「成長を感じる」と大宅。大声援を後押しに上昇気流に乗る。