陸上U20世界選手権の男子棒高跳びで銀メダルを獲得した吉田陸哉(19=関西大)が、今大会日本勢最高成績に手応えを示した。

日本代表は3日、開催地のペルー・リマから成田空港に帰国。従来の自己ベストを10センチ更新する5メートル40を記録し「全てがかみ合った。良かったと思います」と喜んだ。

大学2年生となった今季は4月のU20アジア選手権で銀メダルをつかみ、6月のU20日本選手権で優勝。2度目の国際舞台となった今回は、18年タンペレ大会銅メダルの江島雅紀(現富士通)を上回り、同種目日本勢最高位となった。「活躍されている江島選手よりも良い色を取ることができて、とても誇らしい気持ちです」とほほ笑んだ。

今後の目標は来夏にイタリアで開催されるワールドユニバーシティゲームズでの活躍。「まだまだシニアとの壁があると思うので、まずは学生の試合で頑張りたい。着実に記録を上げていきたいです」と気を引き締めた。