日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が予選1組に臨み、2分4秒53で組1着となった。自身初の海外レースで2着のアレリ(エチオピア)に0秒23差をつけ、29日(日本時間30日)の準決勝へ進出した。
今季は6月の日本選手権で初優勝。7月15日には日本新記録となる1分59秒93をマークし、20歳未満(U20)で今季世界4位のタイムをたたき出した。さらに7月末の全国高校総体(インターハイ)では、大会新記録の2分0秒81で2連覇を達成した。
来年9月の世界選手権(東京)の参加標準記録へも0秒93と迫っており、今大会へは「自己ベストと優勝を目標に全力で取り組む。今回の大会で(参加標準を)突破できるようにしたい」と意気込んでいた。
男子800メートル予選も同日に行われ、日本記録保持者の落合晃(滋賀学園3年)、6月のU20日本選手権王者の吉澤登吾(東京・桐朋高3年)も準決勝へ進出した。