年始から短期免許の“5人枠”が埋まる-。24年の年始はJRAの短期免許で外国人ジョッキー5名が騎乗を予定している。短期免許を取得予定なのは、リチャード・キングスコート騎手(英国)、レネ・ピーヒュレク騎手(ドイツ)、オーレリアン・ルメートル騎手(フランス)、レイチェル・キング騎手(オーストラリア)、ルーク・モリス騎手(英国)の5名。モリス騎手以外の4名は初めての短期免許取得になる。
短期免許の外国人騎手は「同時期に5名まで」というJRAの内規があり、秋のG1シーズンには海外から数多くの申請が行われる。同時期の申請者が5人を超えると、JRAが申請に必要な騎乗実績などを審査し、選考を行っている。
秋シーズンは例年、この“5人枠”をめぐって激しい争奪戦になっているが、今回は年明けからの期間を希望する短期免許申請も相次ぎ、年始から多彩な顔ぶれとなっている(短期免許が1月の同時期に5人交付されるのは16年以来8年ぶり)。
初来日のキングスコート騎手は昨年の英ダービーをデザートクラウン、英チャンピオンSをベイブリッジで制覇。名伯楽マイケル・スタウトに重用されている。ピーヒュレク騎手は21年の凱旋門賞をトルカータータッソで勝利。ルメートル騎手は今年、ブルーローズセンでフランスの牝馬2冠を制し、ビッグロックで英国のクイーンエリザベスSを制した実力者。キング騎手は8月札幌のワールドオールスタージョッキーズで総合2位に入り、その腕前を披露している。