ファーストサマーウイカ(34)が、19日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。大河ドラマに出演するために取り組んでいたことについて明かした。
現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」で清少納言を演じているウイカ。以前から時代劇への出演を希望しており、中でも大河ドラマは「お芝居をする上で君臨する、絶対的な目標」と憧れていたという。
大河出演のオファーは「突然」だったそうで、撮影が開始する1年前の2022年10月にNHKに呼び出され、演出家、脚本家、プロデューサーと面談して「清少納言として考えているんですけど…」と切り出された。
「審査をされるというか世間話。(関係者は)皆さん女性で、お茶会みたいな感じ」だったというが、絶対に機を逃したくなかったウイカは、「もしこの、ファーストサマーウイカという長ったらしい、カタカナの奇をてらったような名前が、もし足かせになるようなことがあれば、改名も辞しません」と直訴。
「(NHK側は)『全然気にしないです。全く大丈夫です』って言うてはって。ホンマかな? と思ってふたを開けてみたら、(安倍晴明役の)ユースケ・サンタマリアさんがおったんで、ほな大丈夫やなと思って」と笑わせた。
また、ウイカは普段はかなりの近視で、コンタクトレンズを愛用していたが、「寄りのシーンでレンズが見えたりとかしたら、あれかなと思って。目の手術はしました」と、眼内コンタクトレンズを目に挿入するICL手術を受けたことを明かす。
通常、コンタクトレンズを使用している場合には、アップのシーンではコンタクトを外して対応する俳優も多いが、「十二単(ひとえ)を着て物を持って…っていう時に、見えへんかったら怖いですし、そんなんでNG出したくないし、ポロっと(取れて)私なんかの人間が『コンタクト外れました』って時間もらってみい、どんな空気になるねんって思って…」と手術を決意したことを説明した。
さらに、ウイカは高校生の頃から芸能界を志しており、周囲の友人らが耳にピアスホールを開けた際、「私も開けようかな」と母親に言ったところ、「あんた、時代劇に出たいんやったら、ピアス開けたらアカンのちゃう?」と言われて納得。「そこからずっと開けてないんですよね」と話す。
現在ではピアスを開けている人も多いため、撮影の際にはメークなどで隠したり、CG処理で消したりすることができる。
「もし私が、オーディションで最後の2人に残りました、という時に、1人の子は全然穴が開いていない、私はボコボコに開いている…となったら、手間とか費用を考えたら、全くそれ以外が同じやったら、穴が開いていない方を取るな…と思ったんで。そんな穴ぼこで競り負けたくないなと思って」
役を勝ち取るためにさまざまな戦略を練っていたことを明かし、岡村隆史(54)や石田明(44)も、ウイカのプロ根性に驚きの声をあげていた。