大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)が念願の初優勝を果たした。21年ぶりの大関相星決戦となった結びの一番で、大関豊昇龍を下して14勝1敗。「琴桜」としては初代の祖父が最後に制した73年名古屋場所以来51年ぶりの優勝となった。来場所は綱とりが懸かる。

◆最近の横綱挑戦 当時大関の照ノ富士が、2場所連続優勝で臨んだ21年名古屋場所後に昇進したのが、最後の横綱昇進。照ノ富士は同場所で、横綱白鵬と14戦全勝同士で迎えた千秋楽相星決戦に敗れ、優勝次点だった。その後、大関の優勝は貴景勝が2度、霧島が1度あったが、横綱昇進には至らなかった。特に貴景勝は22年九州場所で優勝同点、翌23年初場所で優勝だったが、ともに12勝3敗とレベルの高い成績とはいえず昇進ムードはなかった。

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