柔道整復
養成学校の入学試験/ホームメイト
柔道整復師を目指すには、資格取得のための国家試験に合格しなければなりません。では高校卒業後、すぐに国家試験を受けられるかと言えばそうではありません。国家試験を受けるためには、厚生労働大臣指定の柔道整復師専門学校(3年制の専修学校 昼・夜間部あり)に入学し、柔道整復師として活躍する際に必要な基礎知識や柔道整復師技能を修得しなければなりません。つまり3年間、柔道整復師養成施設で学び、卒業時に柔道整復師国家試験受験資格が得られるのです。柔道整復師国家試験の合格率は70〜80%とか。ここでは、柔道整復師養成施設へ入るための入学試験についてご紹介します。
まずは資料請求から
柔道整復師養成施設は増加しており、人気があって集中するところ以外は、入試倍率はそう高くはないようです。募集の方法も一次募集・二次募集のみの施設もあれば、年間を通して何回も募集し、試験を行なう施設などがあります。受験資格のある方で、柔道整復師養成施設の入学試験を受けようとするならば、まず、募集要項や願書を取り寄せます。入学方法は、一般入学と推薦入学がありますので、受験方法を選び、入学願書、検定料、その他の書類を提出します。受験校から郵送されてくる受験票を受け取れば、入学試験を受けることができます。
養成施設選びは慎重に
どこの柔道整復師養成施設に入学したら良いのか、学校選びには慎重になる必要があります。例えば、学校ごとに設置してあるコースが違い、昼に柔道整復、夜に鍼・灸というように複数受講することも可能な学校もあります。また、授業時間帯も午前・午後・夜間と細かく分かれており、自分の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。
一般試験の内容
一般試験の内容は、筆記試験と面接試験がほとんどですが、運動能力などの実技試験を実施するところもあります。筆記試験は、国語、生物、小論文などが多いようです。面接は、個人やグループなどで行ない、出題傾向としては、入学動機や将来の進路、資格に対する意欲などが挙げられます。
一般入試出願基準
- 高等学校もしくは中等教育学校を卒業(見込)の者
- 文部科学大臣の指定を受けた専修学校高等課程の学科を卒業した者及び見込の者
- 学校教育法施行規則第69条により大学入学資格検定規定により文部科学大臣の行なう高等学校卒業認定試験(旧大検)資格検定に合格した者及び合格見込であることが証明される者
- 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及びこれに該当する見込の者
推薦選考について
推薦選考は、学校長や所属長の推薦によるものや柔道有段者などスポーツ推薦による選考などがあります。その場合、一般試験よりも試験科目は少なくなっており、小論文と面接といったケースもあります。
※推薦規定は、各施設によって異なるため、募集要項などで確認した方が良いでしょう。
社会人推薦入試
社会人においては、学力試験だけでは評価しがたい柔道整復師を目指す資質や能力を評価します。そのため、通常推薦を受ける高校は特定せず、全国から優秀な柔道整復師養成施設への志望動機の高い人材を募ります。各人が得意とする学科試験、調査書や志望動機書、面接によって、総合的に判定します。