開通から20周年まで
1988年4月10日(昭和63年):児島・坂出ルート開通式・供用開始
本州と四国を結ぶ世界最長の道路・鉄道併用橋である瀬戸中央自動車道(早島IC~坂出IC間)(瀬戸大橋)は、着工から約9年6月の工期を経て、昭和63(1988)年4月10日に完成しました。
開通式は、午前8時過ぎに、岡山県側は、早島インターチェンジと下津井瀬戸大橋橋上で、また、香川県側は、坂出インターチェンジと南備讃瀬戸大橋橋上での鋏入れ式から始まりました。岡山県側は、越智伊平建設大臣、中山正暉郵政大臣、長野士郎岡山県知事、山根孟公団総裁らがテープに鋏を入れ、一方の香川県側では、石原慎太郎運輸大臣、平井誠一香川県知事、中内力高知県知事、加瀬正蔵公団副総裁らがテープに鋏を入れました。テープカットの後、橋の両側から、参列者の乗用車、バスなどの橋上パレードがスタートしました。
また、瀬戸大橋線ではJR四国の高松駅、宇多津駅、JR西日本の岡山駅及び児島駅で出発式を行いました。
橋上パレードの後、午前10時30分から瀬戸中央自動車道の中央部に位置する与島パーキングエリアの特設テントにおいて、皇太子殿下ご夫妻をお迎えして、約830人の関係者による盛大な開通式典が挙行されました。開通式典では、山根公団総裁の式辞、越智建設大臣、石原運輸大臣の挨拶に続き、竹下登内閣総理大臣、長野岡山県知事、平井香川県知事らの祝辞を賜り、瀬戸中央自動車道の開通を祝しました。
その後、午後2時頃から岡山県側は、倉敷市営体育館、香川県側は坂出市立体育館において、地元主催の開通祝賀会が開催され、関係者が開通を祝しました。
1998年4月10日(平成10年):瀬戸大橋開通10周年記念式典
平成10年4月10日、与島パーキングエリアで西日本中央連携軸推進協議会を構成する知事、知事代理他約200名の出席をいただき、「輝く未来の交流発展へ」をテーマに瀬戸大橋開通10周年記念式典が開催されました。
2005年10月1日(平成17年):本州四国連絡高速道路株式会社発足(道路関係四公団民営化)
2008年4月12日(平成20年):平成20年、瀬戸大橋開通20周年を記念して岡山県と香川県は実行委員会を組織し、オープニングイベントや瀬戸大橋橋上イベント等の瀬戸大橋スプリングイベントを、さらに秋までを記念イベント期間として様々な事業を開催しました。4月13日に瀬戸大橋区間を通行止め(8:00~13:00)にして実施した橋上イベント(健康マラソン、健康ジョギング、健康ウォーク)には、11,377名の参加がありました。また、記念事業の最後を締めくくる事業として11月には、“瀬戸大橋を未来にどう活かしていくか"をテーマにシンポジウムが高松市で開催されました。