国民民主・玉木氏、首相への申し入れに同席 不倫問題で役職停止中
笹井継夫 松井望美
国民民主党の玉木雄一郎衆院議員(不倫問題で代表を役職停止中)は6日、同党の浜口誠政調会長らと石破茂首相による首相官邸での面会に同席した。政府に薬価改定制度の変更を求めるための申し入れで、玉木氏は面会後、記者団に「『衆議院議員・玉木雄一郎』として来た。薬価の問題は私はずっとやってきた」と話した。
玉木氏は4日、不倫問題の発覚を受け、3カ月の役職停止処分を受けたばかり。党が先月27日に新しいエネルギー基本計画に原発の新増設などを盛り込むよう政府に求めた際は、党代表として首相と官邸で面会していた。
榛葉賀津也幹事長はこの日の記者会見で、玉木氏について「テレビも取材も何でも出ます。それ、議員の権利なんでね。一議員としてどんどん発信をしてほしい」と語った。
だが、首相との面会への同席について、支持団体の連合からは「役職停止中なのに、普通の感覚なら参加しない。反省していないことの表れだとして、党への風当たりが厳しくなる」(関係者)との懸念の声が出ている。