自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が29日、新たに同派中枢幹部の西村康稔・前経済産業相から任意で事情聴取したことが、関係者への取材でわかった。
安倍派の中枢幹部は、座長の塩谷立・元文部科学相と、西村氏を含めて「5人衆」とされる松野博一・前官房長官、高木毅・前党国会対策委員長、世耕弘成・前党参院幹事長、萩生田光一・前党政調会長の計6人で、これで全員が聴取を受けたことになる。特捜部は全員の聴取結果を踏まえ、派閥の政治資金収支報告書を作成した会計責任者の職員との共謀の有無を判断する。
関係者によると、安倍派では…