今月20日、2003~2006年に「週刊少年ジャンプ」で連載されたマンガ『DEATH NOTE』(ともに集英社)が、今年7月から日本テレビ系で“実写ドラマ化”されることが発表された。同作は、06年にアニメ化と実写映画化、昨年には連載開始から数えて「10周年企画」を迎え、今年は小池徹平などが出演し、ミュージカル化もされた人気作。だが、今回のドラマ化に対して、ネット上では「ゴミクズドラマになる予感しかしない」「クソドラマになる確率99%」といった辛辣な声が上がっている。
そもそも、アニメやマンガの実写化は発表されるたびに批判の声が大きい。今回、ドラマ版『DEATH NOTE』は、ドラマが原作と違う展開をするということでも反感を買っている。すでに公開されているドラマ公式サイトには“新たなる、対決。新たなる、結末。”という文言が掲げられ、ドラマ版のオリジナルストーリーが加えられると報じられている。こうした情報に、ネット上の人々からは「始まる前から終わっている」と諦めの声も。実写映画版『DEATH NOTE』も原作とは違う結末だったものの、その評価は高く、反発する形で「映画版のラストはよかった」「映画がよかったからドラマにそれ以上のものは期待できない」といった声が上がることとなった。
加えて、放送局や放送枠などから、キャスティングに対して戦々恐々とする声が大きくなっている。同じ「ジャンプ」マンガ原作ということで、関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務めた昨年放送のドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ)のように、「『DEATH NOTE』もどうせジャニーズが主演だろ」といった意見や、現在EXILE TRIBEの面々が名を連ねるドラマ『ワイルド・ヒーローズ』の後番組となるため、「どちらにせよ主演がジャニーズ、EXILEだったら見ない」と、EXILE TRIBEメンバーの起用を不安視する意見もあった。
そもそも、現在上演中のミュージカルを含め、「なんでいまさらドラマ化?」といった疑問の声もある『DEATH NOTE』。ドラマ化の発表をするやいなや、批判が殺到してしまったが、デスノート同様、“消せない”過去にならないことを祈りたい。