David Sylvian『Brilliant Trees』
JAPANが終わってソロを始めた時から、デヴィッド・シルヴィアンが好きになりました。この当時の彼のPVが、乾涸びた荒野からデヴィッド・シルヴィアンが上半身だけ温泉みたいに見えて歌ってるっていうものでしたし、音も、今これをポンと聴いたら、難解すぎて、わからなかったと思うんですけど、本当に美しい顔で呪文みたいな歌で、すべてが美意識の塊みたいで。当時の僕にとってデカダンスの始まりでした。。妙に好きで、本当に聴きまくっていました。いちばん吸収する多感な頃だったので、その時の影響はすごく大きいかもしれない。デヴィッド・シルヴィアンはいまだに僕のアイドルです。
MÖTLEY CRÜE『SHOUT AT THE DEVIL』
モトリーはリアルタイムで聴いていました。ちょうど、LAメタルが流行って、ニューロマと重なってきていて今思えばルックスも似てるっちゃ似てたとも言えるし。そんななかで、当時、見た目はパンクなのかメタルなのかよくわからなかった(笑)。髪の立て方も、スージー・アンド・ザ・バンシーズみたいだったし。『なんやこれ? ものすごいルックスやなあ』と思って、そこから入りましたね。やっぱりルックスは大事だなといまだに思います。ルックスとサウンドがリンクした時にバーン!とくるんでしょうね。アルバム『シャウト・アット・ザ・デヴィル』に入っている「TOO YOUNG TO FALL IN LOVE (邦題は〈恋をするには若すぎる〉)」とか。大阪にビデオを流している喫茶店があって、そこで観ていたのを覚えています。怪しい感じがすごく好きでしたね。後に、ギターをコピーする時に、モトリーの曲を最初にコピーしました。それと今年のVAMPARK FESTっていうイベントに、ベースのニッキー・シックスのバンドSixx:A.M.が出てくれたんですよ。その後一緒にツアーを周らせてもらいました。すごく優しいし陽気な感じで、仕事量がハンパなかった。ライヴ終わりはものすごい酒を飲んで楽しむのかと思ってたら、ラジオをやっていたりして。体力、かなわねえなぁって(笑)。