[ヒロシさん]「死ぬまでどう生きるか」 50歳代になって、もう一つやり遂げたいこと…目標は武道館
ウェルネスとーく
ひとりでキャンプをする「ソロキャンパー」として知られる芸人のヒロシさんは、2年ほど前から家族が増えて、生活は一変しました。今後の人生設計について、ご自身の考えを話してくれました。(聞き手・道丸摩耶) 【写真9枚】ヒロシさんの新しい''家族"
歴史に名を残しても意味がない
――テレビの世界から抜けて、今は好きなように生きている実感がありますか? いやぁ、ずっときついですね。今は今で、違う種類のきつさが出てきます。目的を見失って、何のためにこれをやってるんだろうと思うときがあるんですよ。どうせ死ぬのになって。そもそも何のために生まれたんだろうと考えたときに、歴史に名を残したって意味はないし、死んでからキャーキャー言われても生きているうちに言ってほしかったってなるし、結局、人類は子孫を残すために生きているのかなって。でも、僕は結婚していないし、するつもりもないし、子孫を残すこともない。となると、あとは自分が好きなことを全部やってしまおうと思うんです。 ――結婚しないと決めていらっしゃるんですか。 (相手に)出会えないからね。芸人として売れていた時、「キャー!」「ヒロシさん!」って応援してくれる子たちはいたけど、ステージの上から自分のうちわを持っている子が目に入っても、電話番号を渡すわけにいかないじゃないですか。皆が見ているわけだし。だから、「声をかけてみたいな」と思いながら、「ヒロシです。ヒロシです。ヒロシです。」と名前だけ売り込んで去っていくわけです。その結果、何もないよね。 ――芸能人というのはモテると思っていました。すみません……。 芸能人御用達みたいなお店に行ったらモテると思ったけど、そこでもモテないんですよ。僕より有名なタレントさんがいっぱい来てるから。今の時代、こんなことを言うと怒られるかもしれないけど、僕はタレントパワーでモテたかったんです。下っ端の時、売れるとモテ始める先輩をたくさん見てきたので、「いつか俺もなってやる!」と思ってたけど、僕が売れた時は、タレントパワーでモテる時代は終わってました。もうちょっと早く売れていれば、違ったんでしょうかね。