追報:パールライン(株)(宮城・熊本)/破産開始決定 負債23億円
続報。マリコン、沿海海運のパールライン(株)(所在地:熊本県上天草市大矢野町中*** )は3月24日付、仙台地裁において破産手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
負債額は約23億6000万円。
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破綻企業 要約 |
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破綻企業名 |
パールライン(株) |
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本社地 |
宮城県塩竈市新浜町1-15-13-4 |
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本店登記地 |
熊本県上天草市大矢野町中9861-6 |
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代表 |
岡武男 |
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設立 |
1985年11月 |
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創業 |
1979年 |
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資本金 |
1000万円 |
8 |
業種 |
沿海海運業、土木工事業 |
9 |
売上高 |
ビーク2014年8月期、約37億円。 |
2019年8月期、約20億円/債務超過 |
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破たん経過 |
2019年9月18日 |
民事再生法の適用申請/同日保全処分 |
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2021年2月25日 |
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民事再生廃止決定 |
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2021年3月24日 |
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破産手続きの開始決定 |
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裁判所 |
仙台地方裁判所 |
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破産管財人 |
阿部弘樹弁護士(ひろむ法律事務所) |
電話:022-223-2905 |
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負債額 |
約23億円 |
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破綻内容 |
同社は熊本県から青森・宮城に進出、東日本大震災の復興工事に従事、クレーン船など多数の工事用船舶を擁し、宮城・岩手・青森県の護岸や港湾の復旧工事に従事した。しかし、借り入れによる船舶投資やリース船舶による設備投資が大きく、その後、震災復興工事が一巡し、受注量が減少、売上高はピークの半分近くまで減り、債務超過に転落、同社は資金繰りにも窮し、2019年9月に民事再生法の適用申請を行い、財務内容の改善を目指した。しかし、受注量は減り続け、またこうした事故会社への発注を大手ゼネコンが嫌うことから、先行きの見通しも立たず、再生計画通り業績が進捗する見通しも立たず、今回の事態に至った。 |