Google マップのデザインが新しくなりました
本日、Google マップチームは、日本の地図のデザインを大幅にリニューアルしました。ユーザーのみなさまに、より美しく、より簡単に使える地図を提供することを目指して、多くの検討を重ね、文字、アイコン、色、線のスタイルなどに様々な変更を行った結果が、この新しいデザインです。
百聞は一見にしかず。まずはこちらをごらんください。
1.字体やアイコンを、より見やすく変更しました。
住所を表すのに道路の名前を使う欧米と違い、日本では住所は町域や丁目、番地といった単位に分けて階層的に整理されています。新しいデザインでは日本の住所単位表記に用いるフォントを変更して、駅名や施設名などと区別しやすいようにしました。
2.交差点や店舗を見やすくしました。
また、道路に名前がないことから、日本で建物などのランドマークは、地図を読むときに重要な役割を果たしています。新しいデザインでは、交差点名や店舗などに使われるフォントやアイコンも、より読みやすく見つけやすいように変更しました。
3.駅の形状や出入口をわかりやすくしました。
世界でもっとも密集した都市のひとつである東京は、高度に発達した、時に複雑な公共交通機関を持っています。そのため、地下鉄の駅の形状や出口の位置なども、分かりやすくなるようにデザインを調整しました。
4.道路の密度を高くしました。
また、従来はある程度ズームするまでは表示されなかった道路も、早い段階から表示するようにしています
そのほかにも、より見やすい地図へと、多岐に渡って微調整を加えてあります。
この1 年間、Google マップは、世界中の地図のデザインに一貫性を持たせることで、馴染みのない国の地図でも迷わずに利用できるように、徐々に進化を遂げてきました。今回、日本のGoogle マップで採用した新しいデザインも、このポリシーに沿っているものですが、一方でこの変更にあたっては、日本特有の地図表現の習慣を損なうことのないように、また日本での使いやすさ、見やすさを向上できるように、細心の注意を払っています。
一年以上の時間と、たくさんの試作を重ねてリニューアルしたGoogle マップ、みなさまに気に入っていただけると幸いです。どうか今後も、一層見やすくなったGoogleマップを、ぜひご活用ください。