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oka

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

アイヌ語

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カナ表記 オカ

発音

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  • IPA(?): /o.ka/, [ʔo.ka]

名詞

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oka (所属形 okake 又は okakehe) (位置名詞)

  1. (空間的に) ~のうしろ。~のあと
    • オロワ アシヌマ アナㇰネ シノ オカ[1]
      orowa asinuma anakne sino oka
      私はずっと
    • ノテトㇰウンクル」/コロロクンデウ」/チブシケカダ」/ダモラウキレ」/ネイタパクノ」/マテキラブ」/オカノシバ」/アシリキンネ」/オマンベシウンクル」/コロロクンデウ」/チブシケカタ」/ダモラウキレ」/アトイザルンクル」/コンロクンデウ」/チブシケカタ」/ダモラウキレ」[2]
      Notetok’unkur / kor rokuntew / cipsike ka ta / tamorawkire / ney ta pakno / mat ekira p / oka nospa / asirkinne
      ノテトクンクㇰ/の戦艦の/船の積み荷の上で/刀からとり逃がし/どこまでも/女さらいの/を追いかけて/また新たに
  2. (時間的に) ~のあと。~ののち
    okake an kor / tanepo sonno / sisak tonoto / a=ukomaktekka / ki ruwe ne.[3]
    その後になって/今まさに,本当に/最高の酒宴が/開かれた/のだ。
    okakehe ta / an=an awa / hontomo ta / inki kotan / ne nankor _ya[4]
    そのあとで/私は(そのまま)いたが/そのうちに/どこの村(から)/なのだろうか。
    cituymanuwe / ne okake / e=aynumitpo / tumam so kasi / citumasnure / tono kusuri / ciramatkore / aynumitpo / tumam so kasi / cikonisipi / ne nankor_ na.[3]
    悪いものを/遠くに払って/そのは/私ども人間の/体を/強くして/和人の薬に/魂を持たせ,/私ども人間の/体が/回復するように
    itak tunas kur / itak okake / kotuye rametok / a=ne na.[3]
    話すのが早い人は/話したで/切る勇者が/私なのだよ。

対義語

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動詞

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oka

  1. okay の沙流方言形。

代名詞

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oka 三人称複数。稀。北海道南部方言。

  1. 彼ら(自身)

関連語

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アイヌ語各方言の人称代名詞
沙流方言[6] 十勝方言 ライチシカ方言
一人称 単数 káni (カニ) kuani (クアニ) kuani (クアニ)
複数[注 1] cóka (チョカ) ciokay (チオカィ) / ciutari (チウタリ) anoka (アノカ) / anokayahcin (アノカヤㇵチㇴ)
二人称 単数[注 2] eáni (エアニ) eani (エアニ) eani (エアニ)
複数[注 2] ecioká (エチオカ)[注 3] eciokay (エチオカィ) / eciutari (エチウタリ) ecioka (エチオカ) / eciokayahcin (エチオカヤㇵチㇴ)
三人称 単数 sinúma (シヌマ) anihi (アニヒ) (なし)
複数 oká (オカ) okay (オカィ) (なし)
不定称 [注 4] 単数 asinúma (アシヌマ) anokay (アノカィ) / anutari (アヌタリ) (なし)
複数 aoká (アオカ) (なし)

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  1. 除外的一人称複数(話し手の「私」と第三者の「彼ら」を含み、聞き手の「あなた」を含まない)
  2. 2.0 2.1 敬称ではない
  3. 沙流方言の二人称複数の敬称については、utar (ウタㇻ)utaroka (ウタロカ)の形もあると言う。
  4. 不定称は、不定の指示対象のみでなく、包括的一人称複数(話し手の「私」と聞き手の「あなた」、あるいは話し手の「私」と聞き手の「あなた」と第三者の「彼ら」)、二人称単数・二人称複数の敬称及び話者指示的な(logophoric [7]、すなわち引用文において意識主体を表す)人称も表す。)

参考文献

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  1. 貝澤とぅるしの (1969), “2-4 ウエペケㇾ「アウナㇻペ イキモルラ」(おばに山へ連れられて)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 鍋沢元蔵 (1959), Nabesawa-5 yukar (3), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  3. 3.0 3.1 3.2 鍋沢元蔵 (1928), yukar-1, in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究 
  4. 鍋沢元蔵 (1959), yukar-3, in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  5. 平目よし (1969), “19-5 ウエペケㇾ「ユペッ イㇼワㇰ ウコイキ」(湧別の兄弟げんか)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  6. 田村 すヾ子 (1971). “アイヌ語沙流方言の人称代名詞”. 言語研究 1971 (59): 1–14. doi:10.11435/gengo1939.1971.59_1. 
  7. Anna Bugaeva (2008). “Reported Discourse and Logophoricity in Southern Hokkaido Dialects of Ainu”. Gengo Kenkyū (133): 31-75. 



出典

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エスペラント

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発音

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    • IPA(?): /ˈoka/
    • 分綴: o‧ka
    • 押韻: -oka

形容詞

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ok/a (複数 okaj, 単数対格 okan, 複数対格 okajn)

  1. (序数) 番目の。

チェコ語

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発音

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名詞

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oka 中性, 中性 複数

  1. "oko"の単数生格。
  2. "oko"の複数主格。
  3. "oko"の複数対格。
  4. "oko"の複数呼格。