銘板
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銘板(めいばん)は、銘を彫り込んだ金属などの板である[1]。名板、銘鈑、ネームプレート、プラーク等も同義語として用いられる[2]。
定義
[編集]日本では、機械器具類に取り付ける銘板については日本産業規格(JIS)でその設計基準が定められており(JIS Z 8304:1984)[3]、銘板は「金属,プラスチック又は紙を素材とし,必要な事項を容易に消えない方法で表示したもの」と定義されている[4]。
各種の銘板
[編集]建築物において「定礎」の文字とともに定礎の日付等を刻んだ石や金属の板は定礎板と呼ばれる[5]。また、土木構造物の概要を記した板は工事銘板と呼ばれ[6]、そのうち、橋において橋の名称、河川名、完成した日付等を記した板は橋名板と呼ばれる[7]。
自動車のエンジンルーム等に設置される、車両型式、車体番号等が記された板は、コーションプレートと呼ばれる[8]。
銘板の盗難
[編集]金属製の銘板は高値がつくため、近年、転売目的とみられる橋梁等の銘板の盗難が多発している[9][10]。
脚注
[編集]- ^ 岩波書店『広辞苑 第六版』「銘板」の項
- ^ 銘板の規格 アイム株式会社
- ^ JIS Z 8304:1984 銘板の設計基準 日本規格協会グループ
- ^ 銘板の設計基準 JIS Z 8304-1984 日本規格協会
- ^ https://kotobank.jp/word/%E5%AE%9A%E7%A4%8E%E6%9D%BF-1371526 定礎板とは] コトバンク
- ^ 群馬県/大型構造物以外にも工事銘板設置/会社名・技術者名も記載 日刊建設工業新聞、2017年10月4日5面
- ^ 道路まめ知識 北海道開発局小樽開発建設部
- ^ これひとつに情報満載!? コーションプレート豆知識 GAZOO
- ^ “日本 橋やトンネルの銘板2千枚以上盗難”. ロシアの声 (2014年7月6日). 2014年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月4日閲覧。
- ^ “銘板924枚、中国向けコンテナから押収 窃盗容疑”. 朝日新聞デジタル (2014年8月5日). 2014年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月4日閲覧。