木村敬
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| 木村 敬 きむら たかし | |
|---|---|
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| 生年月日 | 1974年5月21日（50歳） |
| 出生地 |
.svg){kind=small} 日本 東京都 |
| 出身校 | 東京大学 |
| 前職 |
国家公務員（総務省） 熊本県副知事 |
| 所属政党 | 無所属 |
| 公式サイト | きむら敬オフィシャルサイト |
 第21代 熊本県知事（公選） | |
| 当選回数 | 1回 |
| 在任期間 | 2024年4月16日 - 現職 |
木村 敬（きむら たかし、1974年5月21日[1][2] - ）は、日本の政治家、自治・総務官僚。熊本県知事（公選第21代）。無所属[3]。熊本県副知事などを務めた。
来歴
[編集]東京都出身[4]。母の胎内でへその緒が絡まったことで左手首から先を失い、障害を持って生まれた[4]。1981年、小学校に入学[4]。小学生の頃は家族旅行の際の温泉めぐりとご当地牛乳キャップを集めることが趣味であった[4]。その後、1987年に武蔵中学高等学校に入学[4]。浪人生活を経て1994年、東京大学に入学[4]。大学3年時に、のちに熊本県知事となる蒲島郁夫が筑波大学から東京大学に教授として赴任[4]。木村は蒲島ゼミに所属し、第1期ゼミ長を務めた[4]。また、国家公務員試験に落ちた後もゼミでの活動を続け、研究本を出版[4]。蒲島から研究者の道に誘われたが、自治省から内定をもらったことを理由に固辞した[4]。1999年3月、同大学法学部を卒業[5]。同年4月、自治省に入省[5]。入省後は岡山県に赴任し、岡山県内にある日本酒蔵の紹介で高校教諭の女性と知り合い、3年後に結婚[4]。
2004年、鳥取県に赴任し[4]、財政課長などを務めた[6]。赴任中に漫画家・水木しげるの薫陶を受けて、漫画を生かした地域づくりや郵便局を活用した中山間地活性化などの施策を提案し、遂行した[4]。
2012年7月、蒲島の誘いで熊本県に赴任し[4]、商工政策課長、総務部政策審議監、総務部長を歴任[5][7]。赴任中に住んでいた公舎で熊本地震に遭遇[4][8]。木村は蒲島とともに初動対応や被災者支援にあたり[4][9]、任期が切れた後も政府現地対策本部員として被災地の支援にあたった[4]。2016年5月、総務省自治財政局公営企業課理事官に就任[9]。同年6月から総務省に復帰し、復旧復興支援策の策定に取り組んだ[4]。その後は、内閣府地方創生推進事務局企画官、消防庁防災課広域応援室長を歴任[5]。令和2年7月豪雨に際しては、緊急消防援助隊の総指揮を担当した[4]。2020年、木村を「蒲島ゼミ」の同期生でもある小野泰輔の後任の副知事とする人事案が熊本県議会に提出されることとなり[7]、同年10月9日、熊本県副知事に就任[8]。
2024年1月8日、副知事を退任し[10]、翌9日付で総務省を退職[11]。その翌日の10日に熊本県知事選挙への出馬を表明[11]。自由民主党[12]や公明党[13]、熊本県農業者政治連盟[14]の推薦を受け、国民民主党[15]、立憲民主党[16]、社会民主党[17]、日本共産党[18]の自主支援を受けた元熊本市長の幸山政史ら3候補を破り初当選[19]。
出来事
[編集]選挙区内でのコチョウラン配布
[編集]2024年5月1日、同じ年の熊本県知事選挙直後にコチョウランの鉢植えを熊本市の複数の知人や医療・福祉施設に渡していたことが分かった。公職選挙法は政治家に選挙区内での金品や物品の寄付を禁じている。木村は報道陣の取材に「あげるのは寄付という認識があり、預かってもらうという認識だった」と述べた。 木村によると、選挙事務所を閉鎖する際、当選祝いとして政治家や会社社長、在日大使館などから受け取ったコチョウランのうち大半を、市内の知人や病院など7カ所に預けた。「捨てるのが惜しまれた」「家が手狭だった」などと釈明した。知事公邸に入居後に「取りに行こうと思っている」とも語った[20]。木村は同月10日の記者会見で「全て回収する話がついた」と述べた。既に2つを回収したという[21]。6月10日、全ての回収を完了したと明らかにし「預かってくださいと明示して渡した」と違法性を改めて否定した[22]。
一般事務、普通科は要らない発言
[編集]2024年8月20日に開かれた木村を本部長とする県の「『くまもとで働こう』推進本部」の初会合で、木村は「一般事務は要らない。そういう若者を育ててはいけない。（高校の）普通科なんか要らないと思っている」と述べたという。木村は22日の会見で「人手不足の原因の一つに、求人が一般事務に偏っていることを言いたかった」と釈明。「事務職をなくすとか、普通科高校を撤廃するつもりは全くない。今後、発言にはしっかりと気を付ける」と述べ、「訂正しておわびしたい」と陳謝した[23]。
脚注
[編集]- ^ “熊本県知事選挙 | 選挙”. 自由民主党. 2024年3月24日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “プロフィール - 熊本県ホームページ”. www.pref.kumamoto.jp. 2024年4月21日閲覧。
- ^ 総務省 地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調等
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “プロフィール”. きむら敬オフィシャルサイト. 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b c d “木村敬 プロフィール・略歴”. 選挙ドットコム. イチニ. 2024年3月25日閲覧。
- ^ “熊本知事選に前副知事出馬へ 元鳥取県財政課長”. 山陰中央新報. 山陰中央新報社 (2024年1月10日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “蒲島熊本県知事、副知事に木村氏起用へ 消防庁広域応援室長”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2020年9月19日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “副知事に木村氏就任 本社訪れ抱負語る”. 日刊人吉新聞. 人吉新聞社 (2020年10月10日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “「セブン」なぜ急増？ 熊本地震、検索から見えたニーズ”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2016年8月29日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “熊本県の木村副知事、辞表を提出 8日付で退任へ 9日にも知事選出馬表明”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年1月5日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “熊本県知事選に木村敬・元副知事が立候補表明…「ＴＳＭＣ進出の効果、波及させたい」”. 読売新聞オンライン. 読売新聞東京本社 (2024年1月10日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “自民が木村氏推薦を決定 3月の知事選”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年1月24日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “熊本知事選で前副知事推薦 公明”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2024年2月8日). 2024年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月25日閲覧。
- ^ “県農政連、木村氏推薦 政策協定も締結”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年2月6日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “国民民主、3月知事選は幸山氏を「自主応援」”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年2月14日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “立民県連、3月知事選は幸山氏を自主的支援”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年2月15日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “社民、3月知事選は幸山氏を自主的支援”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年2月18日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “共産、３月知事選は幸山氏を自主的支援”. 熊本日日新聞. 熊本日日新聞社 (2024年2月19日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “熊本県知事選挙、自公推薦の木村敬氏が初当選”. 日本経済新聞 (2024年3月24日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “熊本県知事、当選後にコチョウラン配る 「預けた認識」”. 日本経済新聞 (2024年5月1日). 2024年5月1日閲覧。
- ^ “知人に譲渡のコチョウラン「回収めど」 熊本知事、違法性は否定”. 産経新聞. (2024年5月10日) 2024年5月11日閲覧。
- ^ “「どうしても捨てたくなかった」 ラン回収終えた熊本知事、違法性を再度否定”. 産経新聞. (2024年6月10日) 2024年6月14日閲覧。
- ^ “熊本知事「普通科要らない」 人材確保巡り、会見で陳謝”. 時事通信. (2024年8月22日) 2024年8月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 熊本県庁 ようこそ知事室
- きむら敬オフィシャルサイト
- 木村敬 | 熊本県知事 (@kimura_kumamoto) - X（旧Twitter）
- きむら敬【公式】チャンネル - YouTubeチャンネル
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