ヒギエア (小惑星)
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ヒギエア 10 Hygiea | |
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ヒギエアの軌道。青がヒギエア、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。 | |
分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 (ヒギエア族) |
発見 | |
発見日 | 1849年4月12日 |
発見者 | A. デ・ガスパリス |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 3.140 AU |
近日点距離 (q) | 2.773 AU |
遠日点距離 (Q) | 3.507 AU |
離心率 (e) | 0.117 |
公転周期 (P) | 5.56 年 |
軌道傾斜角 (i) | 3.84 度 |
近日点引数 (ω) | 313.07 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 283.44 度 |
平均近点角 (M) | 304.37 度 |
物理的性質 | |
直径 | 407.12 km |
質量 | 1.0 ×1020 kg |
平均密度 | 2.76 g/cm3 |
表面重力 | 0.1603 m/s2 |
脱出速度 | 0.2554 km/s |
自転周期 | 27.623 時間 |
スペクトル分類 | C |
絶対等級 (H) | 5.43 |
アルベド(反射能) | 0.0717 |
表面温度 | 158 K |
色指数 (B-V) | 0.696 |
色指数 (U-B) | 0.351 |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
ヒギエア[1][2][3] (10 Hygiea) は、火星と木星の間の小惑星帯(メインベルト)にある、将来的に準惑星に分類される可能性がある大型の小惑星。
1849年4月12日にイタリアの天文学者アンニーバレ・デ・ガスパリスよって発見され、ギリシア神話に登場する医神アスクレーピオスの娘で健康の女神、ヒュギエイアにちなんで名づけられた。
特徴
[編集]ヒギエアは、メインベルトの天体の中ではケレス、パラス、ベスタに次ぎ4番目の大きさである。しかし、メインベルトの外側の領域に位置する上に反射率が低いため、大きさの割には見かけの等級が暗い。そのこともあって発見はかなり遅れた。
ヒギエアはヒギエア族に属している。代表的なC型小惑星であり、炭素物質を多く含んでいるため反射率は非常に低く、黒っぽい表面をしている。ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、ヒギエアは球形に近い外観をしていることが確認された。
出典
[編集]- ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、336頁。ISBN 4-254-15017-2。
- ^ “小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
- ^ 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、164-165頁。ISBN 978-4-416-71802-5。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ヒギエアの軌道要素(JPL、英語)
- ライトカーブ観測によるヒギエアの形状モデル(英語、PDF)
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