アミュンタス4世
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アミュンタス4世 Ἀμύντας Δ΄ | |
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マケドニア王 | |
在位 | 紀元前359年 - 紀元前356年 |
死去 |
紀元前336年 |
配偶者 | キュナネ |
子女 | アデア(エウリュディケ2世) |
王朝 | アルゲアス朝 |
父親 | ペルディッカス3世 |
アミュンタス4世(希: Ἀμύντας Δ΄、ラテン文字転記:Amyntas IV、? - 紀元前336年)は、アルゲアス朝のマケドニア王(在位:紀元前359年 - 紀元前356年)である。
生涯
[編集]アミュンタス4世は先代の王ペルディッカス3世の子である。アミュンタスは父王が紀元前359年にイリュリア人との戦いで死んだために王位に上った[1][2]。しかし、アミュンタスはまだ幼子だったので叔父のピリッポス2世が摂政となり、国政を担った。ユスティヌスによれば、ピリッポスはしばらくは摂政の地位に留まっていたが、戦争が切迫してきたため、民衆に推挙されて王位についた[3]。その後、アミュンタスはピリッポスの娘キュナネと結婚し、ピリッポスの庶子ピリッポス3世の妃となるアデア(のちのエウリュディケ2世)をもうけた。
紀元前336年にアミュンタスは従兄弟のアレクサンドロス3世の命を狙う陰謀を企てたが、不発に終わって処刑された[4]。
註
[編集]参考文献およびサイト
[編集]- クルティウス・ルフス『アレクサンドロス大王伝』 谷栄一郎・上村健二訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2003年
- ポンペイウス・トログス / ユスティヌス抄録『地中海世界史』 合阪學 訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、1998年
- ディオドロス『アレクサンドロス大王の歴史』 森谷公俊 訳註、河出書房新社、2023年。完訳版
- Bill Thayer's Web Site (ディオドロスの『歴史叢書』の英訳あり)
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