世界一のゲームは何でしょうか?
ポーカー(トランプ)
チェス、将棋、碁、テトリス、etr
私の答え・・
<麻雀(マージャン)>
なぜ、マージャンか?
答えは簡単だ。
世界にあまた在る、それぞれのゲームを戦わせてみれば解る。
戦いのルールは簡単だ。
「せーの~」で始めて、
最も長い間続けていられたゲームが
NO1である。
「せーの~」
っと始めたのが
月曜日の夕方だった。
あれは、イシマルが20代の頃だった。
雀荘(じゃんそう)という場所に、4人の友人が集まった。
たまたま集まったのではなく、いつもいつも集まっていた。
煙草の煙がモウモウと漂う、アブナイ空間だった。
その雀荘は地下にあった。
すなわち、陽の光の差さない場所である。
マージャンというゲーム・・あっという間に時間が過ぎる。
集中の仕方が、ハンパでない。
時間の観念を忘れてしまう。
さらに、マージャンというゲーム・・
腹が減る。
身体はたいして動かさないものの、頭を使うからだろうか
猛烈に喉が渇き、腹が減る。
4時間に一度は、食い物を注文する。
いわゆる店屋物。
「カツドン下さ~い」
『うな重ね~』
「焼きうどんお願い」
『おにぎりちょうだい』
各々が、各々の注文をする。
勿論、
食事休憩タイムなどない。
丼モノを食べながら、マージャンをうち続ける。
今、休憩という言葉を使ったが、
そう云えば、マージャンに休憩タイムはない。
誰かが、トイレに立ったその時間が、休憩と云えば、休憩だ。
(ふ~いったい今、何時なんだろう?)
この思いが時折、頭をよぎる。
しかし、この言葉に答えは出ない。
雀荘にある時計を見ると、12時を指しているのが見える。
ところが、地下にいる私たちには、
最早、時間の経過が解らなくなっている。
つまり、
昼の12時なのか、
夜の12時なのか判別出来ない。
誰かが知りたくなって、食事の回数を数え始めた。
「え~と、8回、飯食っているからぁ・・・」
『でも、俺食ってない時もあるよ・・』
結局、ワカラナイ・・
ワカラナイまま、マージャンというゲームは続いていく。
結果を言おう。
月曜の夕方に始まったゲームが終わったのは・・
いや、終わらせたのは・・
木曜の朝であった。
メンバーの一人が気絶してしまったのでね。
食事の伝票を見ると、
カツドンだけで、20杯もカウントされている。
都合、計算すると、58時間ゲームを続けた勘定になる。
ぶっつづけに・・・
私が、世界一のゲームと言った意味が御理解できたかな?
さあ、あなた、こんなゲーム、ホカに思い付きますぅ?