大分県の大分市と別府市の中間に、猿山がある。
高崎山(たかさきやま)
2000匹ほどの猿が、自然環境の中で暮らしている。
猿園では、小麦やイモなどで、餌付けをしているので、
ある時間帯になると、群れは山から下りてくる。
毎年生まれる子ザルも下りてくる。
とても可愛く、愛くるしい。
この園には、料金を払って入山する。
坂道をヨイコラと登る。
これが、辛いってんで、近年、ケーブルカーができた。
その車内に、猿園における注意書きが貼られている。
ご紹介しよう。
1:サルの目をのぞかない。
2:サルにエサを与えない。
3:サルに触らない。
4:サルを持って帰らない。
なんだなんだ?
「猿を
持って帰らない」?
おそらく、過去に猿を連れて帰った人がいたのだろう。
あまりにも可愛いので、こっそり子ザルを、
ポケットかバッグに入れて連れ帰ったのだと想像できる。
しかし、表記では「連れて」ではなく、「持って」と書いてある。
あえて、「持って」と書いている。
ここは作者の意図をくまなければならない。
面白い。