2年ぶり箱根駅伝参戦の関東学生連合 29歳の東大大学院、古川大晃が主将
スポーツ報知
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に2年ぶりにオープン参加する関東学生連合チームは16日、相模原市のギオンスタジアムで行われた1万メートル記録挑戦競技会の終了後、ミーティングを行い、東大大学院の29歳、古川大晃(博士4年)が主将を務めることが決まった。「コミュニケーションを取り合いながら、タスキの重みをつくり、チームの成績を求めたい」と意欲的に話した。連合を率いる東農大の小指(こざす)徹監督は「人間性に優れています。年長者で求心力もある」と高く評価した。
古川は29歳の「ベテラン学生ランナー」。熊本・八代高卒業後、1浪を経て熊本大教育学部生涯スポーツ福祉課程に入学。卒業後、九州大大学院人間環境学府に進学。そして、2020年に東大大学院の総合文化研究科広域科学専攻博士課程に進んだ。高校を卒業し、すでに11年。どれだけ勉強が好きなのか。「高校の頃、勉強は好きではなかったけど、学べば学ぶほど勉強が好きになりました」と笑う。
22、23年の箱根駅伝でも連合の登録メンバー16人に入ったが、出走はできなかった。今回の予選会(10月19日)は個人60位で連合に5番手で選出された。この日の1万メートルは29分52秒55で連合チーム内7位だった。「今度こそ絶対に走りたいです」と強い思いを明かした。