立大の高林祐介監督「目標は3番以内。上位通過しないとつながっていかない」箱根駅伝予選会まで2週間
第101回箱根駅伝予選会(10月19日、東京・立川市)の試走会が6日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地と国営昭和記念公園で行われ、前回の本戦11位の東海大、同13位の中大、同14位の立大などシード権(10位以内)を逃したチームがコースを入念にチェックした。予選会はハーフマラソン(21・0975キロ)を全選手が一斉スタートし、上位10人の合計タイムで争う。上位10校が本戦の出場権を獲得できる。予選会まで、あと2週間を切り、箱根路に続く大勝負は刻一刻と迫っている。前回の本戦で優勝した青学大を始め、上位10校はシード校。
3年連続の箱根駅伝本戦出場を目指す立大は今年4月から、駒大コーチを務めていた高林祐介氏が監督に就任。この日はジョグなどでコースを確認し、高林監督は「経験者は多いので、みんなが感じていることをしっかりチームのものにしていこうよと話しました。コースの攻略ではないですけど、そういうものを作ることが目的だった」と最終確認した。
55年ぶりの本戦出場となった2023年箱根駅伝は18位、24年は14位。さらに今年は6月の全日本大学駅伝関東推薦校選考会5位で本戦(11月3日)への初出場切符をつかむなど、確実に力をつけている立大。夏は昨年よりも距離を踏み、高林監督も「夏合宿は大きな誤算なくやれたかなと思います」と話す。
箱根駅伝予選会は23年大会、24年大会ともに6位通過。今回は「目標は3番以内と、目線としては置いています。(本戦で)シードをとりたい、狙いたいとなったらある程度予選会で上位通過しないとつながっていかない」と高林監督。さらなるジャンプアップへ、まずは予選会上位通過から勢いをつける。
◇箱根駅伝予選会応援に関するお願い 主催者の関東学生陸上競技連盟は、選手や観客の安全確保のため、関係者以外の一般観客やファンは、スタートから約8キロまでの自衛隊立川駐屯地内では観戦できず、沿道と国営昭和記念公園内で観戦や応援をするように呼びかけている。