第1組で神奈川大がトップ 順大は19位と出遅れ 全日本大学駅伝7枠を争う関東選考会
◆全日本大学駅伝関東推薦校選考会(23日、相模原ギオンスタジアム)
1万メートルのレースを各校2選手ずつ4組のレースを行い、全8選手の合計タイムの上位7校が本戦出場権を獲得する。
第1組では東洋大のルーキー松井海斗が29分25秒69(記録はいずれも速報値)で個人トップ。「ペースが遅ければ引っ張るつもりでした。チームのために勝ちきることができてよかった」と話した。
2選手が上位でまとめた神奈川大が第1組終了時点でトップになった。2位に明大、3位に日体大が続く。
順大は村尾雄己(3年)が32分36秒82と最下位の40位と苦戦し、チーム成績も19位と大きく出遅れた。
2023年1月1日から、6月9日の申込み期日の前日(6月8日)まで1万メートル公認記録の8人合計タイムの上位20校が参加。留学生の出場は1人以内。第1組は午後5時30分、第2組は午後6時10分、第3組は午後6時50分、最終第4組は午後7時30分のスタート。
例年、6月下旬に行われる選考会は高温多湿のタフなコンディションとなることも多いが、この日は、まずまずの気象条件。午後5時現在で気温23度と比較的、涼しい。ただ、湿度は約80%と高めで予断は許さない。ひとりでも途中棄権、あるいはブレーキすると、伊勢路への道は途絶える。昨年も中央学院大と芝浦工大が、記録なしに終わっている。速さより強さが求められる一戦は、今季の大学駅伝を占う注目のレースとなる。
昨年の全日本大学駅伝で優勝した駒大をはじめ、2位の青学大、3位の国学院大、4位の中大、5位の城西大、6位の創価大、7位の大東大、8位の東京国際大の上位8校はシード校。関東からは計15校が出場する。北海道1校、東北1校、北信越1校、東海1校(皇学館大)、関西4校、中国四国1校、九州1校(鹿児島大が出場決定)の計25校と、オープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く全国7地区学連からの選抜)と東海学連選抜チームを含めた計27チームが本戦に臨む。
第1組終了時点の順位は以下の通り。
<1>神奈川大
<2>明大
<3>日体大
<4>東海大
<5>山梨学院大
<6>立大
<7>早大
5秒17差
<8>東洋大
<9>帝京大
<10>法大
<11>国士舘大
<12>日大
<13>中央学院大
<14>専大
<15>東農大
<16>麗沢大
<17>亜大
<18>駿河台大
<19>順大
<20>流通経大