陸上女子100メートル・小針陽葉「目標は県中学記録を更新して優勝です」17日から全国中学体育大会
スポーツ報知
全国中学体育大会陸上競技大会が17日から茨城・笠松運動公園陸上競技場で行われる。女子100メートルに小針陽葉(沼津原3年)が出場。先月17日の県中学総体で大会新となる11秒89で優勝したスプリンターが中学日本一の座を狙う。
“前哨戦”で敗れたものの、手応えはつかんだ。7日の東海中学総体で、追い風2・6メートルの中、11秒83をマークしながら2位。1位の佐藤俐有(愛知・田原東部3年)に0秒01届かなかった。それでも、「前半からついていけたのは良かった」。課題だった体が硬くなって腕が振れなくなるクセが改善されつつあるのは、全国大会に向けて収穫十分だった。
昨年はコロナ禍で全日本中学通信競技大会(リモート陸上)が行われた。中止となった全国大会の代替企画として日本陸連が各都道府県大会の結果を収集し、風向きなど自然条件を考慮してポイント化し、ランキング形式で順位を決めるというもの。今年度も実施しており、小針は女子100メートルで全国1位に名前を連ねている。「知ってます。プレッシャーでしかない」と笑うが、重圧をパワーに変えるつもりだ。
日本最速中学生に照準を合わせる。「目標は、県中学記録(11秒87)を更新して優勝です」。静岡期待の14歳が、真っ先にゴールを駆け抜ける。
◆小針 陽葉(こばり・あきは)2006年12月19日、沼津市生まれ。14歳。小1から沼津陸上で競技を始めた。今年3月の日本室内大阪大会U16女子走り幅跳びでは5メートル83の大会新で優勝。161センチ。