iBet uBet web content aggregator. Adding the entire web to your favor.
iBet uBet web content aggregator. Adding the entire web to your favor.



Link to original content: https://hochi.news/articles/20210806-OHT1T51295.html
桐生祥秀は走れずに終戦…競泳2冠の大橋悠依とは東洋大時代の同級生、隣の中学校出身 - スポーツ報知

桐生祥秀は走れずに終戦…競泳2冠の大橋悠依とは東洋大時代の同級生、隣の中学校出身

スポーツ報知
東洋大の「国際大会および日本学生選手権大会報告会」に出席した陸上の桐生祥秀と競泳の大橋悠依は笑顔で握手

◆東京五輪 男子400Mリレー決勝(6日・オリンピックスタジアム)

 男子400メートルリレー決勝で、日本(多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴)は第1走の多田と第2走の山県の間でバトンが渡らずにメダルを逃した。2000年シドニー五輪以降、6大会連続での決勝進出。前回リオ五輪では銀メダルを手にした“リレー侍”は地元開催の大会でメダルを獲得することはできなかった。

 第1走の多田、第2走の山県、アンカー第4走の小池は今大会100メートルでいずれも予選敗退。100メートル出場者が全員初戦で姿を消すのは、1976年モントリオール大会以来、45年ぶりの屈辱だった。第3走の桐生は6月の日本選手権で5位に終わり、100メートル五輪代表から漏れた。その4人で臨んだ400メートルリレー予選では第1組で38秒16の3着。決勝に進出した8チームで最も遅いタイムだった。絶対的な走力に劣る日本は、決勝では下克上でメダル獲得を目指したが、ギリギリのバトンパスで挑んだ結果、バトンがつながらないという幕切れで戦いを終えた。

 2大会連続の100メートル出場を逃した桐生は屈辱をバネに、2大会連続で400メートルリレーのメダル獲得を目指したが、決勝の舞台では一歩も走ることはできなかった。

 今大会、リレーだけにかけていた桐生には最高の発奮材料があった。競泳女子の200メートル個人メドレーと400メートル個人メドレーで大橋悠依(イトマン東進)が金メダルを獲得。日本の競泳女子史上初の2冠を達成した。歴史的快挙を成し遂げた大橋は東洋大時代の同級生で、しかも、滋賀・彦根市の隣の中学校出身。大橋が400メートル個人メドレーで一つ目の金メダルを獲得した後、桐生はツイッターで「大橋ーー!! 金メダルおめでとう」と投稿し、祝福した。

 大橋と桐生はともに1995年、彦根市出身の25歳。大橋の母校の彦根市立東中学校と桐生の母校の彦根市立南中学校は一部で学区が接しているお隣同士。2014年にともに東洋大に入学し、大橋は水泳部で、桐生は陸上競技部で活躍した。2018年の東洋大学卒業式では一緒に学長賞を受賞した。

 2017年に100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生は今年6月の日本選手権100メートルで5位に終わり、個人種目の出場を逃したが、400メートルリレーのメンバーとして代表に選出された。2016年リオ五輪では第3走者として銀メダルを獲得。コーナーのスペシャリスト桐生は、偉大なる同級生の大橋の2冠を最高の発奮材料として挑んだが、決勝では、まさか一歩も走ることなく、東京五輪の戦いを終えた。

 ◆多田 修平(ただ・しゅうへい)1996年6月24日、東大阪市生まれ。25歳。住友電工所属。石切中で陸上競技を始める。大阪桐蔭高3年時に全国高校総体100メートル6位。関学大3年時の17年6月、日本学生個人選手権で追い風参考ながら9秒94をマーク。同8月ロンドン世界陸上では400メートルリレーで銅メダル獲得に貢献。今年6月の日本選手権で100メートル初優勝。100メートルの自己ベスト記録は10秒01。176センチ、66キロ。

 ◆山県 亮太(やまがた・りょうた)1992年6月10日、広島市生まれ。29歳。セイコー所属。鈴が峰小4年から陸上を始め、広島・修道高時代の2009年世界ユース選手権100メートル4位。11年に慶大に入学し、15年に卒業。18年アジア大会100メートル銅メダル、400メートルリレー金メダル。今年6月の布勢スプリントで9秒95の日本新記録を樹立。五輪は12年ロンドン、16年リオに続き3大会連続出場。リオ五輪では400メートルリレー銀メダル。今大会は日本選手団主将を務める。177センチ、74キロ。

 ◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)1995年12月15日、滋賀・彦根市生まれ。25歳。日本生命所属。彦根南中1年で陸上を始める。京都・洛南高3年時の2013年、織田記念100メートルで当時の日本歴代2位となる10秒01をマークして脚光を浴びる。14年に東洋大へ進み、土江寛裕コーチに師事。17年9月、日本学生選手権100メートルで日本人初の9秒台となる9秒98の日本記録(当時)をマークした。18年に東洋大を卒業後も土江コーチの指導を仰いでいる。176センチ、70キロ。

 ◆小池 祐貴(こいけ・ゆうき)1995年5月13日、北海道・小樽市生まれ。26歳。住友電工所属。中学までは野球に熱中し、立命館慶祥高入学後から本格的に陸上を始める。2014年に慶大に入学。山県は3学年先輩。18年に卒業。200メートルで18年ジャカルタ・アジア大会優勝。100メートルは19年7月に9秒98をマーク。19年世界選手権は400メートルリレーを含め4種目出場。今年6月の日本選手権で100メートル4位、200メートル優勝。173センチ、74キロ。

スポーツ

×