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井上尚弥の記録特集 世界戦勝利数は伝説の王者 チャベスを追いかける – Boxing News(ボクシングニュース)
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井上尚弥の記録特集 世界戦勝利数は伝説の王者 チャベスを追いかける

2023年12月26日 10時45分

 井上尚弥(大橋)とマーロン・タパレス(フィリピン)によるS・バンタム級4団体統一戦は26日、東京・有明アリーナでいよいよ決戦の火蓋が切って落とされる。ここで井上が更新し続けている数々の記録をチェックしてみたい。

井上尚弥

 まずは4団体統一だ。2004年にバーナード・ホプキンス(米)がミドル級で4団体統一をはたして以来、4本のベルトをまとめる“比類なき王者”となった選手は9人いる。

 井上は昨年、バンタム級で4団体を統一しており、タパレスに勝利すれば今年7月のクロフォードに続いて史上2人目の2階級での4団体統一達成となる。また、来年2月にヘビー級4団体統一戦が予定されており、もしウシクが勝てばこちらも2階級での4団体統一となる。

 海外を含めて歴代世界戦勝利数でも井上はレジェンドたちを追いかけている。ズラリと並ぶビッグネームの中で堂々のトップはメキシコの英雄、フリオ・セサール・チャベスの31勝。井上は現在、20勝で21位。

フリオ・セサール・チャベス

 現役最多はカネロ・アルバレスと井岡一翔の21勝で、井岡は大みそかに防衛戦を控えている。33歳のカネロ、34歳の井岡がどこまで記録を伸ばすか分からないが、30歳の井上は彼らより記録を重ねるチャンスが大きいと言えるだろう。今回勝てば21勝目となり、チャベスの記録まではあと10勝。年間2勝を挙げれば5年後にはチャベスと並ぶ計算だ。

 ほかに国内ボクサーの世界戦勝利数、世界戦KO数、世界戦連続KO数を並べてみた。KOにフォーカスすると井上がいかに群を抜いているか分かる。この機会にぜひチェックしてみてほしい。

■歴代4団体統一王者&4団体統一戦
2004年9月 バーナード・ホプキンス(ミドル級)
2005年7月 ジャーメイン・テイラー(ミドル級)
2017年8月 テレンス・クロフォード(S・ライト級)☆
2018年7月 オレクサンドル・ウシク(クルーザー級)
2021年5月 ジョシュ・テイラー(S・ライト級)
2021年11月 サウル“カネロ”アルバレス(S・ミドル級)☆
2022年5月 ジャーメル・チャーロ(S・ウェルター級)
2022年6月 デビン・ヘイニー(ライト級)
2022年12月 井上尚弥(バンタム級)☆
2023年7月 テレンス・クロフォード(ウェルター級)☆
2023年12月 井上尚弥×マーロン・タパレス(S・バンタム級)
2024年2月17日 オレクサンドル・ウシク×タイソン・ヒューリー(ヘビー級)

■歴代世界戦勝利数(海外を含む)
①フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)31勝
②オマール・ナルバエス(アルゼンチン) 28勝
③ジョー・ルイス(米)         26勝
③フロイド・メイウェザー(米)
⑤リカルド・ロペス(メキシコ)     25勝
⑤ダリウス・ミハエルゾウスキー(ポーランド)
⑤オスカー・デラホーヤ(米)
⑤ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)
⑨バージル・ヒル(米)         24勝
⑨バーナード・ホプキンス(米)
⑨ポンサクレック・クラティンデーンジム(タイ)
⑫ロイ・ジョーンズJr(米)       23勝
⑫ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)☆
⑭モハメド・アリ(米)         22勝
⑭スヴェン・オットケ(ドイツ)
⑭ジョー・カルザゲ(英)
⑭ホルヘ・アルセ(メキシコ)
⑱ラリー・ホームズ(米)        21勝
⑱カネロ・アルバレス(メキシコ)☆
⑱井岡一翔(志成)☆
㉑井上尚弥(大橋)☆          20勝
※ジョー・ルイスは27勝説もあり

■歴代世界戦通算勝利数(国内)
①井岡一翔(志成)☆      24戦21勝(10KO)2敗1分
②井上尚弥(大橋)☆      20戦20勝(18KO)
③具志堅用高(協栄)      15戦14勝(9KO)1敗
④山中慎介(帝拳)       15戦13勝(9KO)2敗
④長谷川穂積(真正)      16戦13勝(8KO)3敗
④寺地拳四朗(BMB)☆      14戦13勝(9KO)1敗
⑦渡辺二郎(大阪帝拳)     14戦12勝(8KO)2敗
⑦亀田興毅(亀田)       14戦12勝(2KO)2敗
⑨徳山昌守(金沢)       12戦11勝(3KO)1敗
⑨内山高志(ワタナベ)     14戦11勝(10KO)2敗1分
⑨ホルヘ・リナレス(帝拳)   15戦11勝(7KO)4敗

■歴代世界戦通算KO数(国内)
①井上尚弥(大橋)☆      20戦20勝(18KO)
②井岡一翔(志成)☆      24戦21勝(10KO)2敗1分
②内山高志(ワタナベ)     14戦11勝(10KO)2敗1分
④具志堅用高(協栄)      15戦14勝(9KO)1敗
④山中慎介(帝拳)       15戦13勝(9KO)2敗
④寺地拳四朗(BMB)☆      14戦13勝(9KO)1敗
⑦長谷川穂積(真正)      16戦13勝(8KO)3敗
⑦渡辺二郎(大阪帝拳)     14戦12勝(8KO)2敗

⑨ホルヘ・リナレス(帝拳)   15戦11勝(7KO)4敗
⑩西岡利晃(帝拳)       13戦8勝(5KO)3敗2分
⑩田中恒成(畑中)☆      10戦9勝(5KO)1敗

■世界戦連続KO数(国内)
①井上尚弥(大橋)☆     8 (2016年9月~2019年5月)
②具志堅用高(協栄)     6
②井上尚弥(大橋)☆     6 継続中(2020年10月~)
④内山高志(ワタナベ)    5 (初挑戦から)
④長谷川穂積(真正)     5
④山中慎介(帝拳)      5
⑦西岡利晃(帝拳)      4
⑦ホルヘ・リナレス(帝拳)  4 (初挑戦から)
⑦井上尚弥(大橋)☆     4 (2014年4月~2015年12月、初挑戦から)
⑦中谷潤人(M.T)☆      4 (初挑戦から)
⑦寺地拳四朗(BMB)☆    4 継続中(2022年3月~)

☆は現役

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