中国・北京でほぼ毎年開催される世界ロボット大会(WRC、World Robot Conference)は、国際的なロボット技術交流プラットフォーム兼展示イベント。WRC2024では展示された人型ロボット本体のモデル数が27種類と過去最多になるなど、人型ロボット産業を高く位置付けている中国の動向が読み取れる。日中イノベーションと新規事業創出を支援する匠新(ジャンシン)の齋藤慶太氏がWRC2024の特徴や注目企業を解説した上で中国ロボットの最前線を洞察する。
齋藤 慶太(さいとう けいた)
匠新(ジャンシン)創新加速事業部 マネージャー/アナリスト
匠新(ジャンシン)創新加速事業部 マネージャー/アナリスト
中国エコシステム事情や各業界のトレンドとスタートアップ、BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウエイ)などについて調査・分析を担当。2018年9月より北京大学および上海復旦大学に計1年半留学し、留学期間中に匠新でインターンを経験、その後複数社のインターンを経て21年に入社。神戸大学経済学部中国経済専攻卒業。