日高町の概要
地勢
日高町は、紀伊半島西部海岸沿いのほぼ中間点に位置し、北部は由良町に、東部は広川町および日高川町に接し、南部は御坊市および美浜町、日高平野に、西部は紀伊水道に面している総面積46.21km²の町です。
気候は温暖で、耕地は肥沃にして、良質の米や野菜を生産し、山間部は果樹の生産地として気象条件、地質とも恵まれています。
海岸線は浜部と岩礁部からなるリアス式海岸で、風光明媚な海岸線を形成し、良好な漁港が立地しています。
さらに、歴史的資産である熊野古道をはじめ、全国的にも希少な黒竹の栽培が見られるなど、豊かな自然環境とともに、特色ある地域資源にも恵まれた日高町は、観光、レクリエーションの場としても多くの人々に親しまれています。
沿革
江戸時代には、現在の日高町域に独立した20ヶ村浦がありました。明治17年、戸長役場の管轄区域が拡大され、この20ヶ村浦は、比井浦外7ヶ村浦(含三尾浦)、萩原村外6ヶ村(含丸山村)、和田浦外3ヶ村浦(含小池村)の各連合村と志賀村の4行政区に別れました。
明治22年町村制の実施にともない、新たに東内原村、西内原村、志賀村、比井崎村の4ヶ村が発足しました。そのとき、三尾浦、丸山村は、他村に移り、小池村は志賀村に含まれることになり、また、これまでの村・浦はそれぞれ「大字」と呼称するようになりました。
その後、昭和16年8月、東内原村、西内原村が合併して内原村となり、昭和28年9月1日、町村合併推進法が制定されるや、翌昭和29年10月1日、内原、志賀、比井崎の3村が合併し、「日高町」として発足、現在に至っています。
日高町の位置図
役場所在地
和歌山県日高郡日高町大字高家626番地
位置
【日本測地系】
東経:135度08'37"
北緯:33度55'20"
【世界測地系】
東経:135度08'27"
北緯:33度55'32"
町章・町の木・町の花
町章(昭和39年12月1日 制定)
日高町の頭文字「ひ」を図案化したもので、円形は住民の融和と団結を表し、上部の翼は町の飛躍、発展を象徴しています。
町の木 【あこう】(昭和59年11月27日 制定)
クワ科の亜熱帯高木で、海岸部に樹齢百数十年を経た大木が数十本樹生しています。
その姿の雄大さと成長力の強さは、町のたくましさを象徴しています。
【昭和48年6月9日…町指定文化財(天然記念物)】
町の花 【萩】
マメ科の小低木で、西山を中心に町内いたるところに自生し、新続古今集にもよまれるなど、みなさんから親しまれています。
夏から秋にかけて咲く紅紫色や白色の蝶形花は、町民のこころのやさしさ、美しさを象徴しています。