バラエティー番組「沸騰ワード10」(日本テレビ系)に出演していた〝山梨のキノコ王〟金子修さんが3日、心臓大動脈解離で死去していたことがわかった。番組公式ホームページが伝えた。
番組には妻の〝鬼嫁〟さんとともに〝山のプロ〟として出演。元気に山に分け入り、ユーモアをまじえながらマツタケなどの穴場を紹介し、人気を博した。飾らずに人懐っこい笑顔を浮かべ、底抜けに明るく、温かみのあるキャラクターで愛された。
一獲千金のロマンを追い求め、山で稼いで億万長者になった〝静岡のタケノコ王〟風岡直宏氏(47)との名コンビはインパクトが強く、テレビ映えすることから、番組に何度も出演。農村での「自給自足生活」にあこがれるプロスケーター・浅田真央(30)が〝弟子入り〟し、キノコ探しを指南したこともあった。
そんな金子さんと親しく交流していたのが、堺正章(74)の元妻で故E・H・エリックさんの次女であるモデルの岡田美里(59)だった。岡田は9日、公式ブログで金子さんの死に触れた。
「私たち家族のかけがえのない人きのこ王きんちゃんが、2月3日に心臓の大動脈乖離で天国に召されました。あまりにも突然のことで…全員が呆然とそのことを受け入れるのが嫌で嫌で…。でも本当のことでした。前日に豆まきをしたばかりの124年ぶりの2月3日の立春に穏やかな顔をして旅立ってしまいました。病院にかけつけて、鬼嫁ゆうちゃんと抱き合い泣きました」(原文のまま)
花好きだった金子さんは昨年11月、岡田の母が卒寿(90歳)を迎えた際、大きなランの鉢植えをプレゼント。日ごろから岡田の母を外食に誘うなど気遣い、家族のように親しく接していたという。また、岡田の農作業の師匠でもあった。1月末には岡田宅で金子さんの誕生日を祝ったばかりだけに、あまりに突然の旅立ちだった。
岡田は「金ちゃんは最後まで幸せそうだった」「鬼嫁ゆうちゃんが最期を看取れてよかった」「テレビの放送も、さいごまで笑わせてくれて本当によかったよ」と記し、誕生会で撮った〝ファミリー〟の写真を添えた。
そして「これから、みんなで頑張っていくね。ありがとう、金ちゃん」と、感謝の言葉で締めくくった。