民間パート求人、3年半ぶりマイナス時給上昇など影響
パート労働者の求人数が減少に転じた。データ分析のナウキャスト(東京・千代田)がまとめた民間求人数の指数が最新の10月最終週に、3年半ぶりに前年比でマイナスとなった。人手不足が続く一方、時給の上昇で採用を断念したり、省人化投資に振り向けたりする動きがある。 ナウキャストは民間求人サイトから収集したデータをもとに求人数や賃金の動向を分析し、週1回公表している。10月28日時点の民間のパート求人数指数…
10月の衆院選での与党大敗をきっかけに、与野党の枠を超えた政策協議が始まりました。国内外の識者に政治への注文などを聞いた連載「次の国づくり」。インタビューまとめ読みの2回目です。成長戦略、日米同盟、世代間格差、政治指導力をテーマに話を聞きました。 【「次の国づくり」まとめ読み】①③ (1)デフレ発想捨て賢い支出を 補助金で競争ゆるめるな経済同友会の新浪剛史代表幹事は「あえてやってもいいと思う財政政…
日本整形外科学会は、20歳代以上の男女1万人を対象にした身体の状態や生活状況に関するインターネット調査の結果を、2024年9月に公表した。ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)へと進行する人は、(1)階段の昇り降り(2)急ぎ足での歩行(3)休まず歩き続けること(4)スポーツや踊り――が困難だと自覚することが兆候として表れやすいとして、これら4兆候を「ロコモサイン」と命名。1つでも当ては…
世界の温暖化対策を話し合う第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)はアゼルバイジャンで11日に開幕した。途上国の温暖化ガス排出削減を支援する資金目標が議論の中心となる見込みで、関係者間では「金融支援のCOP」と呼ばれている。18日には閣僚級協議が始まる。22日まで続く予定の会議を3つのポイントで解説する。 ・COPとは?・COP29では何を議論する?・各国はどのようにのぞむ? (1)…
10月の衆院選での与党の大敗を受け、前政権から石破茂政権に引き継がれた異次元の少子化対策の雲行きが怪しくなっている。こども政策に明るい「こども族」ともいえる与党議員の影響力が低下しかねない事態に、関係する官僚の間で不安が広がる。 10月3日、霞が関のこども家庭庁。加藤鮎子前こども政策相の退任式で、職員を代表して渡辺由美子長官が挨拶に立った。 「先の国会は倒れないかと心配していたが、毎朝ぴしっと答…
厚生労働省は全ての人が受け取る基礎年金(国民年金)を底上げする方針だ。会社員が入る厚生年金の財源を基礎年金の給付に回し、将来の基礎年金の水準を現在の見通しより3割上げる。高齢者が老後の暮らしに必要なお金を確保できるようにする。安定財源を確保した上で実施する考えも示す。 厚労省が検討する年金の底上げは、会社員らが積み立てた年金保険料を自営業者らが加入する国民年金の受給者だけに活用する施策ではない。…
【バクー=時事】アゼルバイジャンで開催中の第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)は18日から2週目の協議に入る。同日から始まる閣僚級会合で、途上国の温暖化対策のため先進国が拠出する資金の増額に向けた交渉を本格化させる。先進国と途上国の間で意見の隔たりは大きく、妥協点を見いだせるかが焦点だ。 COP29では、先進国が途上国に年間1000億ドル(約15兆円)を拠出している資金について…