アポロ16号のサターンVロケット第3段の月面激突地点が、43年後の今頃になって見つかりました!
下の写真の真ん中が、それ。
このS-IVBは月軌道に乗る用に使われた後、月面の地震活動の観測で使われる予定でした。ところが早い段階で追跡データが途絶えて、ずっと行方知れずになっていたのですね。
落下地点を見つけたのは、ジョンズ・ホプキンズ応用物理学研究所研究員のJeff Plesciaさん。NASA月周回無人衛星(LRO)搭載カメラの解像度写真で行方不明の装置の在り処を探すエキスパートの方です。Inside Outer Spaceにこう喜びを語っていますよ。
「ついに、あのアポロ16 SIVBのクレイターを見つけたよ」
「ほかの発見と同じに見えるかもしれないけど、こいつは激突前に追跡が途絶えたので、位置を知る手がかりが本当になかったんだ」
アポロ16号は1972年4月16日ケネディ宇宙センターから打ち上げられた5番目の月面着陸機。
images: NASA/GSFC/Arizona State University
source: Inside Outer Space
Andrew Liptak - Gizmodo US[原文]
(satomi)