地球環境問題に貢献、ブループラネット賞に宇沢弘文氏
地球環境問題の解決に向けて貢献した個人や団体に贈られる旭硝子財団のブループラネット賞の09年受賞者が18日、発表された。宇沢弘文・東大名誉教授(80)とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのニコラス・スターン教授(63)の2氏が選ばれた。
宇沢氏は、数理経済学の分野で活躍。環境問題を経済学に基づいて分析、地球温暖化を考える上で重要な「社会的共通資本」の概念を提唱した。水俣病や成田空港問題にも積極的にかかわった。
スターン氏は、英政府の経済顧問だった06年、「気候変動の経済学」と題した報告をまとめ、環境政策に大きな影響を与えた。
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