デジタル大辞泉 「限定」の意味・読み・例文・類語 げん‐てい【限定】 [名](スル)1 物事の範囲や数量を限ること。「参加資格を限定する」「200部限定」2 思考の対象の性質・範囲などを狭めて明確に定めること。[類語]指定・特定・指名・名指し・条件・箇条・条項・制約 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「限定」の意味・読み・例文・類語 げん‐てい【限定】 〘 名詞 〙① 範囲や数量、権限などを一定の範囲に限り定めること。[初出の実例]「其運行は互に皆限定したる常道ありて、之を軌道と名づけ」(出典:改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉下)「姉の手紙の書き方が彼の想像を限定させないので」(出典:御身(1921)〈横光利一〉一一)② 論理学で、概念の意義を狭くして曖昧(あいまい)さを除くこと。思惟対象の領域をきめること。制限。規定。[初出の実例]「概念の限定は種々なる等級に於て顕さる」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「限定」の意味・わかりやすい解説 限定げんていdetermination 規定あるいは制限の意。論理学的にはある類概念に種差を加えて種概念をつくること,あるいはある概念に内包を加えて外延を小さくすることをいう。哲学史上限定を思考軸の中心に据えた最初の人はおそらくアナクシマンドロスであり,彼は変化生成消滅するすべての存在者は限界をもち限定されているとの明確な認識に基づき,万物のアルケ (原理) は限界をもたぬもの (ト・アペイロン) でなくてはならぬとする一元論を構成した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報