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原木(ゲンボク)とは? 意味や使い方 - コトバンク

原木(読み)ゲンボク

デジタル大辞泉 「原木」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぼく【原木】

原料材料となる木。加工をする前の、もとの木。「原木のまま輸入する」
[類語]木材材木白木丸木丸太銘木角材用材廃材

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「原木」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぼく【原木】

  1. 〘 名詞 〙 もとの木。加工される前の木。原料や材料となる木。
    1. [初出の実例]「自家用の薪炭とするための原木の採取」(出典:農地法(1952)二六条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「原木」の解説

原木
はらき

[現在地名]亀田郡戸井町字原木町

天保郷帳にみえる地名で、戸井の持場の一つ。現戸井町東端の海岸にあり、東は日浦ひうら岬、西に武井むいノ島を眺め、原木川が流れて津軽海峡に注ぐ。元禄郷帳の「従是蝦夷地」に「はらき」と記される。享保十二年所附には「むいの嶋」に続けて「一 原木 鎌か哥 鎌か下 ひ浦 鳥子歌」とある。「北海随筆」に「今は箱館を東関とす。然れどもハラキより夷地たり」と記される。天明元年(一七八一)の「松前志」では「カマガウタ ハラキ カネガシタ」とある。寛政元年(一七八九)菅江真澄は恵山えさん(現恵山町)から箱館への帰路に「山越ればはらきの磯になりて」と記している(菅江真澄の旅と日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原木」の意味・わかりやすい解説

原木
げんぼく
wood

加工を施した木材に対し,原材料としてごく簡単な始末をしただけのものをいう。また紙・パルプ工業では,単純に紙パルプの原料とする木材を原木と呼んでいる。通常,国産材,輸入材,チップ材に分けられる。国産材は日本国内で生育,伐採される針葉樹広葉樹などで,山林から切出し,製材工場や合板工場に原木の形で運ばれる。輸入材は南洋材米材北洋材で代表される。チップ材は原木を剥皮し小片に切削したもので,ファイバーボードとパルプの原料に用いる。従来チップは,紙・パルプの工場が,原木を直接に受入れてパルプ化する中間工程にすぎなかったが,原木の不足で各種木材加工に伴って発生する廃材などを利用するようになってから,チップ化工程が独立する傾向が強くなった。パルプ原料に用いる原木は,赤松,黒松,つが,もみ,えぞ松,とど松,ぶな,杉,ポプラ,くりなど。

原木
ばらき

千葉県北西部,市川市南部の地区。江戸川下流の低地にあり,水田と近郊野菜栽培地域であったが,京葉道路営団地下鉄 (現東京地下鉄) 東西線が開通して宅地化が急速に進んだ。京葉道路の原木インターチェンジ,東関東自動車道の湾岸市川インターチェンジがある。

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