GP2X Wiz
メーカー | GamePark Holdings |
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種別 | 携帯型ゲーム機 |
世代 | 第5世代 |
発売日 | 2009年5月12日 |
CPU | 533 MHz Host ARM9 |
対応メディア | SDメモリーカード |
GP2X Wizは、韓国のGamePark Holdingsが開発したオープンソースのLinuxベースの携帯型ゲーム機兼メディアプレーヤー。同社のGP2Xの後継機である。
概要
[編集]2008年8月26日、GameParkはWizと名付けた新たな携帯型ゲーム機をリリースする計画を発表した[1]。この発表と同時に、スペックの詳細を掲載したパンフレットもリリースされた[2]。このパンフレットによれば、毎月新作ゲームをリリースすることになっている。GP2Xでは商用ゲームはあまり発売されず、この点では大きく異なる。しかし、Wizでもオープンソースのシステムであるということが一番の売り文句になっており、自家製のゲームやエミュレータの開発が可能である。
2008年9月2日、GP2X Wizのボタン配置が変更され、右側の十字ボタンが普通の4つのボタンになると報じられた。このデザイン変更により発売が2008年11月に延期となった[3]。
2009年4月の最終週ごろ、GameParkはGP2X Wizの評価機を出荷した[4]。これが出荷前の最終的なハードウェアのリビジョンになると思われた。
GP2X Wizを販売する予定の小売業者は、当初2008年10月8日に出荷する計画だとしていた。2009年5月には小売価格を $179.99(USD)とした[5]。最終的に出荷が開始されたのは2009年5月13日である[6]。
GP2X Wiz 向けに計画されているアクセサリとしては、アクセサリキット(SDカードケース、ストラップ、スペアのスタイラス)、スクリーンプロテクタ、本革ケースがある[7]。
Myungtendo
[編集]2009年2月、韓国大統領の李明博 (Lee Myung-bak) は「韓国でもニンテンドーDSのようなゲーム機を開発する必要がある」と述べた[8]。この発言から、ニンテンドーDSと大統領の名をもじって "Myungtendo MB" というパロディが生まれた[9]。
ハードウェア
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
GP2Xに比べるとひと回り小さくなっている。また、内蔵フラッシュメモリが大きく、ゲームをその中に格納できる。OLEDスクリーンは液晶よりも反応が素早く、かつ明るくて視野角も広い。
仕様
[編集]- 性能
- CPU: 533MHz ARM9 3Dアクセラレータ
- NANDフラッシュメモリ: 1 GB
- RAM: SDRAM 64 MB
- OS: GNU / LinuxベースのOS
- ストレージ: SDメモリーカード(SDHCサポート)
- PCとの接続: USB 2.0 High Speed
- 電源: 2000mAh リチウムイオンポリマー二次電池内蔵(約7時間プレイ可能)
- ディスプレイ: 320×240 2.8インチ アクティブマトリックス有機EL、タッチスクリーン機能あり
- マイク内蔵
- 外形寸法: 幅 121 mm, 高さ 61 mm, 奥行 18 mm
- 重量: 98 g (バッテリを除く)、136 g (バッテリ込み)
- テレビ出力
- OpenGL ES 1.1 をハードウェアでサポート
- ビデオ
- ビデオフォーマット: DivX, Xvid, (MPEG-4)
- オーディオフォーマット: Ogg Vorbis, WAV
- コンテナファイル形式: AVI
- 最大解像度: 640×480
- 最大フレームレート: 毎秒30フレーム
- 最大ビデオレート: 2500kbit / s
- 最大オーディオレート: 384kbit / s
- オーディオ
- オーディオフォーマット: MP3, Ogg Vorbis, WAV
- チャンネル数: ステレオ
- 周波数範囲: 20Hz - 20kHz
- 出力: 100mW
- サンプリング解像度 / レート: 16bit / 8–48 kHz
- 静止画
- JPG, PNG, GIF, BMP をサポート
- Flashプレーヤー
- ActionScript 2.0 をサポートする Flash Player 8 を内蔵している。このため、インターネット上によくあるFlashゲームをプレイすることができる[10]。
ソフトウェア
[編集]GP2X WizはNANDフラッシュメモリ上に以下のゲームをプリインストールして出荷されている。
- Flashゲーム
- IQ Jump
- 以下の5つの脳トレ風ゲームのコレクション
- Look for the same pictures
- Look for the missing number
- Addition and Minus
- Look for the coin in the saving pocket
- Crisis Ladder
- 以下の5つの脳トレ風ゲームのコレクション
- 内蔵ゲーム
-
- Animatch by Ruckage
- Square Tower Defence
- Wiztern by Chemaris
- Myriad by WarmFluffyUK
- Tail Tale by Rerofumi
- Boomshine2x by PeterR
- Space Varments by Ruckage
- 当初、Snake on Dopeというゲームも内蔵していたが削除された。
脚注
[編集]- ^ Gph: The Wiz - Official Announcement、GP32x.com、2008年8月26日
- ^ GP2X Wiz Brochure
- ^ Post by EvilDragon on gp32.com forums
- ^ April 2009, GPH ships GP2X Wiz test units
- ^ GP2X Store product page.
- ^ Play-Asia Product Page.
- ^ Play-Asia Product Page Play-Asiaでの価格は、アクセサリキットが $18.90 USD、本革ケースが $8.90 USD、スクリーンプロテクタが $4.90 となっている。
- ^ http://www.etnews.co.kr/news/detail.html?id=200902040212
- ^ http://www.kukinews.com/news2/article/view.asp?page=1&gCode=pol&arcid=0921181760&cp=nv
- ^ News post at Game Park Holdings site regarding Flash support