EPCRチャレンジカップ
表示
EPCRチャレンジカップ(EPCR Challenge Cup)は、ヨーロッパにおけるラグビークラブのカップ戦である。ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの下部大会にあたる。
1996年に「ヨーロピアン・シールド」として開始し、2003年に「チャレンジカップ」に改称した。さらにその後2021年からEPCRチャレンジカップに改称した。
大会の役割は2014–15年以降、ヨーロピアンプロフェッショナルクラブラグビーが主催になった。
大会の流れ
[編集]シックス・ネイションズからはヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップに次ぐ順位のクラブが出場。ルーマニア、スペイン、ポルトガルの上位クラブの中からも出場。
2010-11年のシーズンでは、20クラブを4クラブずつの5プールに分けてホーム・アンド・アウェー方式の総当り戦を戦い、各プール1位が準々決勝に進出。準々決勝には、ハイネケンカップのプール戦で準々決勝に進めなかったチームのうち、成績のよかった3チームも参加。準決勝以降はノックアウト方式。
歴代決勝戦記録
[編集]シーズン | 優勝 | スコア | 準優勝 | 会場 | 観衆 |
---|---|---|---|---|---|
1996/97 | CSブルゴワン=ジャイユー ( フランス) |
18-9 | カストル・オランピック ( フランス) |
スタッド・デ・ラ・メディテラネ, ベジエ |
10,000 |
1997/98 | USコロミエ ( フランス) |
43-5 | SUアジャン ( フランス) |
スタッド・アーネスト=ワロン, トゥールーズ |
12,500 |
1998/99 | ASMクレルモン・オーヴェルニュ ( フランス) |
35-16 | CSブルゴワン=ジャイユー ( フランス) |
スタッド・ジェルラン, リヨン |
31,986 |
1999/00 | セクシオン・パロワーズ ( フランス) |
34-21 | カストル・オランピック ( フランス) |
スタッド・アーネスト=ワロン, トゥールーズ |
6,000 |
2000/01 | NECハーレクインズ ( イングランド) |
42-33 | RCナルボンヌ ( フランス) |
マデイスキー・スタジアム, レディング |
10,013 |
2001/02 | セール・シャークス ( イングランド) |
25-22 | パンティプリッズRFC ( ウェールズ) |
カッサム・スタジアム, オックスフォード |
12,000 |
2002/03 | ロンドン・ワスプス ( イングランド) |
48-30 | バース・ラグビー ( イングランド) |
マデイスキー・スタジアム, レディング |
18,074 |
2003/04 | NECハーレクインズ ( イングランド) |
27-26 | ASMクレルモン・オーヴェルニュ ( フランス) |
マデイスキー・スタジアム, レディング |
13,123 |
2004/05 | セール・シャークス ( イングランド) |
27-3 | セクシオン・パロワーズ ( フランス) |
カッサム・スタジアム, オックスフォード |
7,230 |
2005/06 | グロスター・ラグビー ( イングランド) |
36-34 (aet) |
ロンドン・アイリッシュ ( イングランド) |
トゥイッケナム・ストゥープ, ロンドン |
12,053 |
2006/07 | ASMクレルモン・オーヴェルニュ ( フランス) |
22-16 | バース・ラグビー ( イングランド) |
トゥイッケナム・ストゥープ, ロンドン |
10,134 |
2007/08 | バース・ラグビー ( イングランド) |
24-16 | ウスター・ウォリアーズ ( イングランド) |
キングスホルム・スタジアム, グロスター |
16,157 |
2008/09 | ノーサンプトン・セインツ ( イングランド) |
15-3 | CSブルゴワン=ジャイユー ( フランス) |
トゥイッケナム・ストゥープ, ロンドン |
9,260 |
2009/10 | カーディフ・ブルーズ ( ウェールズ) |
28-21 | RCトゥーロン ( フランス) |
スタッド・ヴェロドローム, マルセイユ |
58,632 |
2010/11 | ハーレクインズ ( イングランド) |
19-18 | スタッド・フランセ・パリ ( フランス) |
カーディフ・シティ・スタジアム, カーディフ |
12,236 |
2012/13 | レンスター・ラグビー ( アイルランド) |
34-13 | スタッド・フランセ・パリ ( フランス) |
トゥイッケナム・ストゥープ, ロンドン |
20,396 |
2013/14 | ノーサンプトン・セインツ (イングランド) |
30-16 | バース・ラグビー (イングランド) |
カーディフ・アームズ・パーク, カーディフ |
12,483[1] |
2014/15 | グロスター・ラグビー (イングランド) |
19–13 | エディンバラ・ラグビー (スコットランド) |
トゥイッケナム・ストゥープ ロンドン |
14,316 |
2015/16 | モンペリエ・エロー・ラグビー (フランス) |
26-19 | ハーレクインズ (イングランド) |
グラン・スタッド・ド・リヨン リヨン |
28,556 |
2016/17 | スタッド・フランセ・パリ (フランス) |
25-17 | グロスター・ラグビー (イングランド) |
マレーフィールド・スタジアム エディンバラ |
24,494 |
2017/18 | カーディフ・ブルーズ (ウェールズ) |
31-30 | グロスター・ラグビー (イングランド) |
サン・マメス ビルバオ |
32,543 |
2018/19 | ASMクレルモン・オーヴェルニュ (フランス) |
36-16 | スタッド・ロシュレ (フランス) |
セント・ジェームズ・パーク ニューカッスル・アポン・タイン |
28,438 |
2019/20 | ブリストル・ベアーズ (イングランド) |
32–19 | RCトゥーロン (フランス) |
スタッド・モーリス・デイヴィド エクス=アン=プロヴァンス |
1,000 |
2020/21 | モンペリエ・エロー・ラグビー (フランス) |
18–17 | レスター・タイガース (イギリス) |
トゥイッケナム・ストゥープ ロンドン |
14,316 |
2021/22 | リヨンOU (フランス) |
30–12 | RCトゥーロン (フランス) |
スタッド・ヴェロドローム マルセイユ |
51,431 |
2022/23 | RCトゥーロン (フランス) |
43–19 | グラスゴー・ウォリアーズ (スコットランド) |
アビバ・スタジアム ダブリン |
31,500 |
2023/24 | シャークス (南アフリカ) |
36–22 | グロスター (イギリス) |
トッテナム・ホットスパー・スタジアム ロンドン |
34,761 |
脚注
[編集]- ^ “Saints celebrate second Amlin Challenge Cup crown”. European Rugby Cup (2014年5月23日). 2014年5月24日閲覧。
関連項目
[編集]- ラグビーヨーロッパ
- ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ
- ラグビー・ヨーロッパ・スーパーカップ - 同大会に準ずる大会。